徳島県立博物館
1998年6月の催し物案内 徳島県立博物館の催し物ご案内です.ふるってご参加ください.
◇野外自然かんさつ「堆積構造と生痕化石のかんさつ」
県南の地域には、四万十帯に属する、砂岩と泥岩の互層が広く分布しています。特に宍喰町の竹ケ島周辺の地層は、“宍喰の漣痕”などのみごとな堆積構造や、深海性の生痕化石が見られることで昔からよく知られています。
この行事では、竹ケ島周辺の地層の堆積構造と生痕化石を観察し、その意味を考えます。貝などの化石はありませんが、地層のでき方を考えながら観察すると、地層そのものからじつにさまざまな情報を読みとることができます。
JRと阿佐東線を利用しての参加が可能です。往復で7kmほど歩くほか、足場の悪いところにも入ります。足に自信のある方向けの行事です。
○日 時 6月7日(日)12時〜午後4時30分
○場 所 宍喰町阿佐東線宍喰駅〜竹ケ島
○講 師 中尾 賢一(博物館学芸員)
○対 象 小学校高学年から一般(小学生は保護者同伴)
○定 員 30名
○申込方法 別記の方法で,5月28日(木)までにお申し込みください。
◇土曜講座「田んぼの魚」
田んぼにはかつて,コイやフナ,ドジョウ,メダカなどのたくさんの魚が棲んでいました.ところがここ20年くらいの間に,魚の棲まない田んぼが急激に増えています.それには様々な原因が絡み合っていますが,大きな原因の1つとして田んぼの構造の変化があげられます.
魚は田んぼをどのように利用してきたのか,これからも魚は田んぼに棲み続けることが可能なのか,それにはどうしたらよいのかを探ります.
○日 時 6月13日(土)午後2時〜午後3時
○場 所 博物館3階 講座室
○講 師 佐藤 陽一(博物館主任学芸員)
○対 象 小学生から一般
○定 員 50名
※申し込みは必要ありません(直接会場へおこしください)。
◇歴史散歩「城下町・寺町を歩こう」
寺町は徳島城や城下町の防衛のため、眉山北東部の山麓一帯に置かれました。江戸時代には、寺町とその周辺の北東部の山麓に、およそ35の寺院や神社が建設されました。
寺町を歩きながら、歴史上に名高い人物の墓や記念碑をはじめ、戦後、復興された寺院の建物などを見学します。
○日 時 6月14日(日)午前10時〜12時
○場 所 徳島市寺町
○講 師 山川 浩實(博物館人文課長)
○対 象 小学校高学年から一般(小学生は保護者同伴)
○定 員 35名
○申込方法 別記の方法で,6月4日(木)までにお申し込みください。
◇移動博物館講座「阿讃山地の地層と化石」
「インターネットで自然をさぐる」
「阿讃山地の地層と化石」:阿讃山地をつくる和泉層群とよばれる砂岩や泥岩の地層は,約7,000万年前の海底で形成されたものです.そのため,アンモナイトなどの海にすむ生物の化石も見つかります.和泉層群から発見されたいろいろな化石を紹介しながら,それらを調べるとどんなことがわかるのかお話しします.
「インターネットで自然をさぐる」:最近普及してきたインターネットを使って,自然の情報を集める方法を紹介します.
○日 時 6月28日(日)午後1時30分〜午後4時
○場 所 脇町福祉センター
○講 師 両角 芳郎(博物館副館長)
小川 誠(博物館主任学芸員)
○対 象 小学生から一般
○定 員 100名
※申し込みは必要ありません(直接会場へおこしください)。
■お申し込みについて往復はがきに 1. 希望行事名 2.参加希望者全員の氏名と住所(学生の場合は学年も)3.電話番号を記入し,行事予定日の1ヶ月前から10日前までに届くように下記までお申し込みください。返信用はがきの住所・氏名も忘れずに記入しておいてくだい。希望者が多数の場合は抽選します。なお,くわしいことは当選された方にお知らせします。 原則的に,参加費は無料です。
申込先 〒770 徳島市八万町向寺山 徳島県立博物館 普及係
TEL 0886-68-3636
往復葉書記入例
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