メイキング・オブ

 

●画像データベースの製作

 今回の展示の目玉のひとつは、「データベース 徳島の風景」です。これは、文書館と図書館が所蔵している写真、絵はがきの画像データベースで、何百枚もの画像が収載されています。会場では、ご来場いただいた皆さんが自分でパソコンを使って検索することができるようにします。21世紀館の露口さん、文書館の金原さんの尽力により実現しました。ほんのさわり程度ですが、露口さん制作の紹介ビデオをご覧ください(再生プラグインとして  Realplayer が必要です)。

●印刷物の製作

 企画展に際しては、広報用のポスター、チラシ、展示資料等の図版・解説を収載した図録といった印刷物を製作します。もちろん、印刷は業者がするのですが、原稿作成やレイアウトは職員の仕事です。DTPソフトを使ってパソコンで作業しました。

 とくに手間がかかる仕事が図録づくりです。世紀末大博覧会は文化の森5館が関わっているので、それぞれの館の担当者が原稿と写真をそろえ、それらを博物館でとりまとめて編集しました。オープン当日には、本文32ページの「公式ガイドブック」としてお目見えし、博物館友の会から販売されます。

●パネルの製作

 展示にはパネルが付き物です。これらの一部は業者に発注しますが、大半はパソコンで製作し、カラープリンターで出力します。そして、パネルとして仕上げるのは職員の手作業です。展示を公開する直前は、こうした作業に追われます。

●模型の製作

 今回の展示の中では、模型を使用するコーナーがあります。業者に作ってもらうものもありますが、経塚コーナーで展示する経塚の構造を示す模型は、博物館の魚島さんの手作りで準備が進んでいます。出来映えにご期待ください。

●展示室のセッティング

 展示室では、10月初めから移動ケースのセッティング、ケース外の造作が始まっています。少しずつ展示室の雰囲気ができあがっていきます。

 
左;ゴジラコーナー 右;駄菓子屋コーナー

●10月13日 ついに展示作業の本格化

 各館職員が入り乱れ、それぞれの分担コーナーの展示を進めています。これからオープンまでの1週間、五月雨式で作業が続きます。

「メディアのなかの20世紀」コーナー
「タイムカプセル」コーナー
「海野十三」コーナー
「徳島の風景」コーナー
画像データベースコーナー

●10月16日 ゴジラコーナー設置

 東宝映像美術から資料が到着。ついに目玉コーナー「ゴジラは語る」が全貌を現しました。その様子は・・・?ここではゴジラ(VSデストロイアバージョン)の顔だけお目にかけます。あとは、オープンしてからのお楽しみとしましょう。

●10月17日 看板設置、図録納品

 屋内外の看板類が設置されました。今回は、特別に許可を得て、文化の森始まって以来初の屋外大看板を用意しました。道行く人の視線が向けられるのを見ると、「やはり効き目は大きい」と期待感に胸を膨らませる職員たちでした。

 また、図録も納品され、「いよいよ」という気分になってきました。ちなみに博物館友の会からの図録頒布価格は500円となります(お買い得!)。

 

屋外大看板

●10月19日 作業終了

 構想から2年。展示の作業はついに終わりました。

 これをもって、このページの更新も終了します。あとは会場でお楽しみいただければ幸いです。