企画展
郷土の発見 ─小杉榲邨(こすぎ・すぎむら)と郷土史研究の曙─ |
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近年、近世後半から近代にかけての阿波における歴史研究をめぐって、新たな資料の掘り起こしや当時の研究内容の検証がさかんになっています。その結果、埋もれた歴史家の存在や業績に光が当てられ、地域的な歴史研究の発展の足取りが明らかにされつつあります。あわせて、かつて否定的に評価されてきた近代の郷土史研究の意義も見直されています。
この展示では、阿波が生んだ「最後の国学者」と評される小杉榲邨(1834〜1910)をはじめとして、阿波の歴史を探り、記録してきた様々な歴史家たちの著作や蔵書の一端を紹介します。阿波の史学史とその意義、徳島における豊かな文化の土壌を知る機会となることを願っています。 |
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●展示構成
1 郷土の発見と記録(近世の歴史探究/郷土の記録とその広がり/幕末維新期の地誌編纂) 2 小杉榲邨とその周辺(ふるさと阿波/調査と集書/同郷の研究者) 3 郷土史の継承と広がり(探求と集書の継承/郷土の視覚化へ/郷土を超えたネットワーク)
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●主 催 徳島県立博物館・文化庁
●会 場 1階 企画展示室 ●観覧料 一般200円
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![]() 写真上:小杉榲邨肖像写真(『阿波国徴古雑抄』より) 写真左:小杉榲邨の和歌。故郷の後輩である、人類学者・鳥居龍蔵に贈ったもの(徳島県立鳥居記念博物館蔵) |
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スペシャル企画が待っています
〜大人も子どもも楽しめます〜 |
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★デジタルデータでじっくり見よう!
展示室内にパソコンを設置します。展示資料のうち、全体を見られない絵巻物のデジタル画像をご覧いただけます。デジタルデータから制作した複製品に触れていただくこともできます。 (※)デジタルデータは、このサイトのデジタルミュージアムでも公開しています。 |
★クイズにチャレンジ!
展示内容のうち、とくに小杉榲邨とかかわりの深いものをもとに、カード形式のクイズを用意しました。展示室を回って挑戦しましょう。 |