徳島県立博物館の催し物ご案内です.ふるってご参加ください.
企画展「石とくらし」にはさまざまな石の道具が展示されています。石のやじりや火打ち石もそのひとつです。
矢じりの材料に使われていたサヌカイトは、打ち欠いた部分がとても鋭く,切ったり突き刺したりするのに適しています。実際にサヌカイトを打ち欠いてつくった道具で紙や毛皮などを切ってみましょう。
マッチが普及するまで広く使われた発火具の火打ち石は,ヒウチイシとヒウチガネをたたきあわすことで飛ぶ火花を利用して火をおこします。実際に火打ち石を使った火おこしも実演します。
○日 時 11月3日(水)9:30〜17:00の間に随時
○場 所 博物館企画展示室
○講 師 高島芳弘(博物館学芸員)
魚島純一(博物館学芸員)
○対 象 観覧者 ※申し込みは必要ありません(直接会場へおこしください)。
○備 考 企画展「石とくらし」 観覧料が必要
縄文時代、弥生時代の人びとはみずから土をこねて土器を焼いていました。縄文土器にはさまざまな装飾がつけられますが、深いものが多くほとんどがナベとして使われました。弥生土器は甕、壺、高坏と用途によって形がきまっており、機能的な美しさあります。
自らの手で土器をつくることによって、縄文時代、弥生時代の人びとの苦労や工夫のあとを体験してみましょう。
○日 時 11月7日(日)13:30〜16:30
○場 所 土器づくり2とセット
○講 師 高島芳弘(博物館学芸員)
○対 象 小学生から一般(小学生は保護者同伴)
○定 員 30名
○申込方法 別記の方法で,10月28日(木)までにお申し込みください。
大昔から,権力の象徴,あるいは邪悪なものを払うなどの意味で石を磨いてつくった玉を身につけていたことは遺跡などから多くの玉類が出土することからわかっています。玉の中にはとても硬い石でつくられているものもあり,孔をあけるにもたいへんな作業を伴っていたことがうかがえます。
この行事では,実際に石を削って勾玉をつくり,古代の人びとが何を考え,どれほど苦労をして玉つくりをしたか感じてみたいと思います。
○日 時 11月14日(日)13:30〜16:00
○場 所 博物館実習室
○講 師 魚島純一(博物館学芸員)
○対 象 小学生から一般(小学生は保護者同伴)
○定 員 30名
○申込方法 別記の方法で,11月4日(木)までにお申し込みください。
クリスマスが近づくとリース(花環)が目立つようになります.今回の講座では裏山に行って,リースの素材になるつるや実を集め,つるで輪を作り飾り付けします.緑色の葉に赤い実をあしらって目立つものもよし,着色して楽しむもよし,身の回りのつるや木の実を使ったあなただけののリースを作ってみませんか?
○日 時 11月21日(日)10:00〜16:00
○場 所 博物館実習室+野外
○講 師 小川 誠(博物館学芸員)
○対 象 小学生から一般(小学生は保護者同伴)
○定 員 30名
○申込方法 別記の方法で,11月11日(木)までにお申し込みください。
○備 考 昼食持参
矢じりや石のナイフなど、打ち欠いてつくる石器の石材には、黒曜石、珪質頁岩、チャート、サヌカイトなどが使われています。これらのうち、黒曜石、サヌカイトは遠くまで運ばれて使われています。地元に産出する石材よりも黒曜石、サヌカイトを多く使うことがあります。
玉の材料も産地が限られており、とくにひすいは新潟県の姫川流域のものが有名です。姫川流域のひすいでつくられた玉が九州や北海道まで運ばれている例もあります。
これらの石材の流れについて、展示品を見ながら解説します。
○日 時 11月21日(日)13:30〜14:30
○場 所 博物館企画展示室
○講 師 高島芳弘(博物館学芸員)
○対 象 観覧者
○定 員 30名
○申込方法 別記の方法で,11月11日(木)までにお申し込みください。
牛乳パックなどでハガキができることはよく知られていますが,草や木を使って紙ができることはあまり知られていません.我々の身の回りにある草や木の多くは,繊維を取り出して紙漉をすれば紙になります.身近な植物を使って年賀状作りにチャレンジしてみましょう.
○日 時 11月28日(日)10:00〜14:00
○場 所 博物館実習室+野外
○講 師 小川 誠(博物館学芸員)
○対 象 小学生から一般(小学生は保護者同伴)
○定 員 30名
○申込方法 別記の方法で,11月18日(木)までにお申し込みください。
○備 考 昼食持参
■お申し込みについて 往復はがきに 往復葉書記入例
1.希望行事名
2.参加希望者全員の氏名と住所(学生の場合は学年も)
3.電話番号
を記入し,行事予定日の1ヶ月前から10日前までに届くように下記までお申し込みください。返信用はがきの住所・氏名も忘れずに記入しておいてくだい。希望者が多数の場合は抽選します。なお,くわしいことは当選された方にお知らせします。原則的に,参加費は無料です。
申込先 〒770-8070 徳島市八万町向寺山 徳島県立博物館
普及係 TEL 088-668-3636
今月のお知らせ: |