徳島県立博物館2007年2月の催し物案内

徳島県立博物館の催し物ご案内です.ふるってご参加ください.


◇「普及講演会「植物化石に間違えられた海洋生物の行動化石」」


足跡や巣穴など、生物の生活の跡が化石として残ったものを生痕化石と呼んでいます。生痕化石は、それを残した生物の生活や行動様式を知る上で貴重な資料ですが、中には植物化石に間違えられていたものも含まれています。そうした生痕化石について紹介します。阿讃山脈から産出するコダイアマモも登場します。


 ○日  時  2月4日(日)13:30〜15:00
 ○場  所  文化の森・21世紀館イベントホール
 ○講  師  小竹 信宏(千葉大学理学部教授)
 ○対  象  小学生から一般(どなたでも参加できます。)
 ○定  員  なし
 ※申し込みは必要ありません(直接会場へおこしください)。




◇「子どもワークショップ「三葉虫を調べよう」」


三葉虫は、大昔(約5億3千万〜2億5千万年前)に生きていた生物(節足動物の仲間)です。今ではもう絶滅してしまっているので、化石でしかその姿を見ることができません。
三葉虫の化石をよく観察して、三葉虫とはどんな生き物だったか推理してみましょう。

 ○日  時  2月4日(日)10:30〜12:00
 ○場  所  博物館 実習室(3階)
 ○講  師  大野 照文(京都大学総合博物館教授)
        辻野 泰之(博物館学芸員)
 ○対  象  小学校5・6年生または中学生(小学生は保護者同伴のこと)
 ○定  員  20名
 ○申込方法  別記の方法で,1月25日(木)までにお申し込みください。




◇室内実習「アンモナイト標本をつくろう」


アンモナイトはカタツムリなどの巻き貝の仲間によく間違われますが、本当はタコやイカなどに近い頭足類という仲間に含められます。ふつうに殻をみる限り、巻き貝にしか見えません。
この行事では、アンモナイトの殻を削り、内部の構造が観察できる標本をつくっていきます。そして、なぜアンモナイトが巻き貝の仲間ではないのかという疑問をいっしょに考えていきましょう!

 ○日  時  2月11日(日)13:30〜15:30
 ○場  所  博物館 実習室(3階)
 ○講  師  辻野 泰之(博物館学芸員)
 ○対  象  小学生高学年から一般
 ○定  員  20名
 ○申込方法  別記の方法で,2月1日(木)までにお申し込みください。




◇「博物館Vキング」


博物館イベント企画運営スタッフボランティアのアイディアによる、楽しいイベントをお届けします。
おもな内容
・博物館冒険ツアー(全問クリアーできた人には素敵な景品があります。)
・粉ひき・米つきにチャレンジ(そばがき、玄米ごはんの試食もできます。100名まで。)
・海藻おしばをつくろう(オリジナルの葉書を出そう。100名まで。切手代50円が必要。)

 ○日  時  2月12日(月)9:30〜16:00(受付は15:30まで)
 ○場  所  博物館 常設展示室(2階)
 ○対  象  どなたでも参加できます。 ※申し込みは必要ありません(直接会場へおこしください)。
 ○備  考  当日は建国記念の日の振替休日です。どなたも常設展の観覧料は無料です。




◇室内実習「ミクロの世界ー電子顕微鏡で植物を見よう」


植物の葉や種などの表面には、気孔や珪酸細胞など非常に微細な構造がたくさん散らばっています。けれども、これらはあまりに小さいので、特別な道具を用いなければ観察することができません。走査型電子顕微鏡はとても強力な虫眼鏡のような道具ですが、これを使えばそんな小さな物を数千倍に拡大してみることができます。
この行事では、参加者が実際に電子顕微鏡を操作して、ふだんは目にすることのできない植物の微細な構造を観察します。 

 ○日  時  2月18日(日)13:30〜15:30
 ○場  所  博物館 実習室・電子顕微鏡室(3階)
 ○講  師  茨木 靖(博物館学芸員)
 ○対  象  小学生から一般
 ○定  員  10名
 ○申込方法  別記の方法で,2月8日(木)までにお申し込みください。




◇特別陳列関連行事「特別陳列「旅と祈りの道−阿波の巡礼−」展示解説2」


 阿波の歴史における巡礼といえば、四国遍路を思い起こすことが多いと思いますが、西国や坂東、秩父の観音霊場巡礼、六十六部廻国巡礼なども行われていました。また、観光を兼ねて伊勢や高野山などへの参詣が行われることもありました。
こうした阿波の巡礼にスポットを当て、歴史の中の道と人との関わりについて考えてみたいと思います。

 ○日  時  2月18日(日)13:30〜14:30
 ○場  所  博物館 企画展示室(1階)
 ○講  師  大石雅章(鳴門教育大学教授)
        町田  哲(鳴門教育大学助教授)
        長谷川賢二(博物館学芸員)
 ○対  象  小学生から一般
 ○定  員  なし
 ※申し込みは必要ありません(直接会場へおこしください)。




◇部門展示関連行事「部門展示「牟岐大島の考古資料」展示解説 3」


部門展示「牟岐大島の考古資料」の開催期間中に展示解説を3回行いますが、今回はその最後の展示解説です。
牟岐大島での調査の経緯や発見された陶磁器類・瓦などの考古資料を紹介するとともに、徳島城下町から出土した資料のうち、幕末および明治時代前半の陶磁器や刻印瓦についても、牟岐大島からの採集品との関連を検討しながら解説します。


 ○日  時  2月25日(日)13:30〜14:30
 ○場  所  博物館 部門展示室・人文(2階)
 ○講  師  高島 芳弘(博物館学芸員)
 ○対  象  小学生から一般
 ○定  員  なし
 ※申し込みは必要ありません(直接会場へおこしください)。
 ○備  考  ○常設展観覧料が必要。




■お申し込みについて

 

往復はがきに
 1.希望行事名
 2.参加希望者全員の氏名と住所(学生の場合は学年も)
 3.電話番号
を記入し,行事予定日の1ヶ月前から10日前までに届くように下記までお申し込みください。返信用はがきの住所・氏名も忘れずに記入しておいてくだい。希望者が多数の場合は抽選します。なお,くわしいことは当選された方にお知らせします。原則的に,参加費は無料です。

申込先 〒770-8070 徳島市八万町向寺山 徳島県立博物館 普及係 TEL 088-668-3636

往復葉書記入例

往復葉書記入例

今月のお知らせ:

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徳島県博物館協議会連携事業「みる・きく・あるく 歴史の道」
☆特別陳列「旅と祈りの道−阿波の巡礼−」
○主   催  徳島県立博物館・国立大学法人 鳴門教育大学
○会   期  平成19年1月19日(金)〜3月18日(日)
○休 館 日  2/12を除く月曜日、2/13(火)
○会   場  博物館 企画展示室(1階)
○時   間  9:30〜17:00
○観 覧 料  無料
 本展示は、徳島県博物館協議会が実施している連携事業「みる・きく・あるく 歴史の道」の一環として開催するもので、四国遍路を中心とする巡礼にスポットを当てることで、阿波における道と人との関わりについて考えることを目的としています。
 信仰に基づく旅(巡礼)の実態や村の視点からとらえた遍路の様相など、多面的に展開していきます。

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☆部門展示「牟岐大島の考古資料」
○会   期  12月12日(火)〜4月1日(日)
○休 館 日  年末年始(12/28〜1/4)
        1/8・2/12を除く月曜日、1/9(火)・2/13(火)
○会   場  博物館 常設展示室内部門展示室・人文(2階)
○時   間  9:30〜17:00
○観 覧 料  通常の常設展観覧料 
        一般200円 高校・大学生100円 小・中学生50円  
※土曜日・日曜日、祝日、冬休み・春休み期間は小・中学生および高校生の観覧料は無料です。 
※祝日は、どなたも無料で観覧していただけます。
 徳島県立博物館は、平成14・15年の2年間にわたり、出羽島、津島および牟岐大島の総合調査を行いました。
 牟岐大島は牟岐港から約4kmの洋上にある無人島で、頂上にはのろし場と思われる遺構があり、西に開いた入り江の船着き場近くには、石垣を築いて平らな場所が何段も造成されていました。ここからは陶磁器や瓦が採集され、陶磁器には肥前や瀬戸など幕末から明治にかけての日本各地の焼き物が見られます。瓦には刻印をもつ物もあります。
 このたびの部門展示では、これらの考古資料を紹介するとともに、徳島城下町から出土した資料のうち、幕末および明治時代前半の陶磁器や刻印瓦についても牟岐大島からの採集品との関連を検討しながら、合わせて紹介します。

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☆トピックコーナーの展示
「阿讃山脈から産出した和泉層群の化石」
○会   期  1月16日(火)〜4月1日(日)
○休 館 日  2/12を除く月曜日・2/13(火)
○会   場  博物館 常設展示室トピックコーナー(2階)
○時   間  9:30〜17:00
○観 覧 料  通常の常設展観覧料 
        一般200円 高校・大学生100円 小・中学生50円  
※土曜日・日曜日、祝日、春休み期間は小・中学生および高校生の観覧料は無料です。
※祝日は、どなたも無料で観覧していただけます。
 
 和泉層群は、中央構造線の北側にそって細長く分布する中生代白亜紀後期(約8000〜7000万年前)の地層です。愛媛県松山市から東へ、徳島県と香川県の県境にある阿讃山脈、淡路島南部の諭鶴羽山地を通り、大阪府と和歌山県の県境の和泉山脈に至るまで、最大15kmの幅で東西300kmにもわたって続いています。
 この地層は主に海底で堆積した礫岩、砂岩、泥岩からなり、ところどころに酸性凝灰岩をはさんでいます。特に北縁部の泥岩が発達する地層からは化石が多く産出します。あ
 今回の展示では、特に徳島県と香川県の県境の阿讃山脈から見つかったアンモナイトや二枚貝、巻貝などの化石を紹介します。香川県高松市塩江町で発見され、最近当館に寄贈されたウミガメ類(オサガメ科)化石も展示します。

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*2月のクイズラリー
  10日(土)・24日(土) 午前9時30分〜午後4時
  ☆記念品(金・銀・銅賞)をめざして、ポイントをたくさん集めましょう。
  ☆土曜日・日曜日、祝日は、小・中学生および高校生の観覧料は無料です。


博物館のホームページ  年間の催し物