徳島県立博物館2007年9月の催し物案内

 

徳島県立博物館の催し物ご案内です.ふるってご参加ください.


◇ミュージアムトーク「みやびの世界?阿波のやまと絵画家?」


阿波は、絵の歴史からみると特色のある地です。ひとつの流派の絵が、江戸時代のおわりごろから、昭和のはじめまで連綿と描き続けられました。
その流派は、住吉派とよばれます。画家には渡辺広輝、守住貫魚、村瀬魚親、犬伏真淵などがいました。彼らは阿波の文化史上、おおきな役割を果たしました。
作品の鑑賞もまじえながら、彼らの魅力にせまります。


 ○日  時  9月8日(土)13:30〜15:00
 ○場  所  博物館 講座室(3階)
 ○講  師  大橋 俊雄(博物館学芸員)
 ○対  象  小学生から一般(小学生は保護者同伴)
 ○定  員  50名
 ※申し込みは必要ありません(直接会場へおこしください)。
 ○備  考  直接会場におこしください。




◇野外自然かんさつ「鳴く虫の観察」


秋といえば鳴く虫。思わず「夏が終わったなあ。」と感じてしまいますね。皆さんの家の周りでも、コオロギのもの悲しい声や、アオマツムシの鋭く高い音が聞こえているのではないでしょうか。
アオマツムシってどんな姿をしているのか?コオロギのなかまは何種くらいいるのか?そして、どんな部分を使ってあのような音を出しているのか? 秋の夜、草むらの中をいっしょにのぞいてみませんか。

 ○日  時  9月8日(土)19:00〜21:00
 ○場  所  文化の森総合公園内
 ○講  師  和田 賢次(自然観察指導員)
        山田 量崇(博物館学芸員)
 ○対  象  小学生から一般(小学生は保護者同伴)
 ○定  員  30名
 ○申込方法  別記の方法で,8月29日(水)までにお申し込みください。




◇野外自然かんさつ「河口の生きもの」


海水と淡水が混じり合う河口は、栄養豊かで、いろいろな生きものがすんでいます。
赤いきれいなハサミを持つシオマネキ。それに似てちょっと小さく、白いハサミをもつハクセンシオマネキなどは愛きょうがあって河口の人気者です。
干潟を歩いていると、足元を元気なアシハラガニが走り回っています。砂を掘ってみるとハマグリも出てきます。水の中ではきれいな縞模様のコトヒキが泳いでいます。この他にも楽しい生きものでいっぱいです。河口の生きものたちに触れてみましょう。

 ○日  時  9月9日(日)9:30〜11:30
 ○場  所  勝浦川河口
 ○講  師  佐藤 陽一(博物館学芸員)
       中尾 賢一(博物館学芸員)
        山田 量崇(博物館学芸員)
 ○対  象  小学生から一般(小学生は保護者同伴)
 ○定  員  60名
 ○申込方法  別記の方法で,8月30日(木)までにお申し込みください。
 ○備  考  現地集合 現地解散




◇歴史体験「土器づくり1」


土器は縄文時代につくられるようになります。縄文土器の文様や形は、1万年にも及ぶ長い期間に、あるいは北海道から九州にかけての地域ごとにさまざまに変化します。その後に続く弥生土器は、簡素な文様のものが多く、次第にその文様も少なくなります。
この行事は、2回セット行事の1回目です。実際に粘土をこねてみて、縄文土器や弥生土器などの土器づくりの難しさと、工夫する楽しさを味わってみましょう。

 ○日  時  9月9日(日)13:00〜16:00
 ○場  所  博物館 実習室(3階)
 ○講  師  高島 芳弘(博物館学芸員)
 ○対  象  小学生から一般(小学生は保護者同伴)
 ○定  員  45名
 ○申込方法  別記の方法で,8月30日(木)までにお申し込みください。
 ○備  考  この行事は、10/7に実施する「土器づくり2」とのセット行事です。必ず両日とも参加できることを確認してお申し込みください。




◇野外自然かんさつ「ざくろ石を探そう!」


愛媛県土居町を流れる関川の川原は、大型の鉱物を含んだ石や珍しい岩石を手軽に拾えることで有名です。
直径1cmをこえる鉄礬ざくろ石を含んだものや、苦礬ざくろ石と単斜輝石を含むエクロジャイトなどがあります。ともに、徳島県内ではほとんど見ることができないものです。
この行事に参加して、ざくろ石などの鉱物を探してみませんか。

 ○日  時  9月16日(日)13:00〜15:00
 ○場  所  愛媛県四国中央市土居町
 ○講  師  中尾 賢一(博物館学芸員)
 ○対  象  小学校高学年以上(小学生は保護者同伴)
 ○定  員  30名
 ○申込方法  別記の方法で,9月6日(木)までにお申し込みください。
 ○備  考  現地集合 現地解散




◇室内実習「ミクロの世界ー電子顕微鏡で植物を見よう1」


植物の葉や種などの表面には、気孔や珪酸細胞など非常に微細な構造がたくさん散らばっています。けれども、これらはあまりに小さいので、特別な道具を用いなければ観察することができません。走査型電子顕微鏡はとても強力な虫眼鏡のような道具ですが、これを使えばそんな小さな物を数千倍に拡大してみることができます。
この行事では、参加者が実際に電子顕微鏡を操作して、ふだんは目にすることのできない植物の微細な構造を観察します。 

 ○日  時  9月30日(日)13:30〜15:30
 ○場  所  博物館 実習室・電子顕微鏡室(3階)
 ○講  師  茨木 靖(博物館学芸員)
 ○対  象  小学生から一般(小学生は保護者同伴)
 ○定  員  10名
 ○申込方法  別記の方法で,9月20日(木)までにお申し込みください。




 

■お申し込みについて

 

往復はがきに
 1.希望行事名
 2.参加希望者全員の氏名と住所(学生の場合は学年も)
 3.電話番号
を記入し,行事予定日の1ヶ月前から10日前までに届くように下記までお申し込みください。返信用はがきの住所・氏名も忘れずに記入しておいてくだい。希望者が多数の場合は抽選します。なお,くわしいことは当選された方にお知らせします。原則的に,参加費は無料です。

申込先 〒770-8070 徳島市八万町向寺山 徳島県立博物館 普及係 TEL 088-668-3636

往復葉書記入例

往復葉書記入例

今月のお知らせ:

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☆2007(平成19)年度 第2回企画展
「世界の甲虫 ? 石田コレクションのビートルズ ?」
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○会   期  平成19年7月21日(土)〜9月24日(月)
○休 館 日  9/3(月)・9/10(月)・9/18(火)
○会    場  博物館 企画展示室(1階)
○時   間  9:30〜17:00
○観 覧 料  一般200円 高校・大学生100円 小・中学生50円
※小・中学生および高校生は、土曜日・日曜日、祝日の観覧料は無料です。

 すべての生物の中でもっとも種数の多いのは昆虫のなかまです。その昆虫の中でも、もっともなかま(種数)が多く、しかも形や色のすばらしいのが、甲虫類(beetles ビートルズ)です。
 今回の企画展は、甲虫類に魅せられて、その一生を甲虫類の研究に捧げた、石田正明氏が収集された7万個体にも及ぶコレクションを紹介し、甲虫類の魅力をご紹介するものです。

展示構成
1世界のカブトムシやクワガタムシ  
2 フンを食べるきれいなコガネムシ
3 コガネムシのなかまたち 
  ほかいろいろな甲虫のなかまたち




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☆部門展示(人文)「流通した民具」
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○会   期  平成19年7月3日(火)〜10月8日(月)
○休 館 日  9/3(月)・9/10(月)・9/18(火)・9/25(火)・10/1(月)
○会   場  博物館 2階常設展示室内 部門展示室(人文)
○時   間  9:30〜17:00
○観 覧 料  通常の常設展観覧料 一般200円 高校・大学生100円 小・中学生50円  
※小・中学生および高校生は、土曜日・日曜日、祝日の観覧料は無料です。
※祝日は、どなたも無料で観覧していただけます。


 日常生活の中で作られ、運ばれ、使われ、改良され、廃棄される道具全般を指して民具といいます。民具は、しばしばその用途に着目して紹介され、活用されてきました。
 今回の展示では、民具に書かれた墨書、刻印など、民具にみる文字やマークに焦点をあてて資料を紹介します。民具から読み取れる情報が、地域における流通の歴史を探る材料になることと思います。

展示構成および展示資料
(1)農具を読む   
   ○農具に記された墨書、焼印などに注目して資料を紹介します。
    《唐箕、足踏み脱穀機、中耕除草機、千歯扱き、牛馬犂、蚕上族製造器など》
(2)民具をつくる、売る  
   ○銘はないものの、職人の手によりつくられ、流通した民具を紹介します。
    《タカラバチ、竹籠、龍吐水、唐竿など》 


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*9月のクイズラリー
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 8日(土) 午前9時30分〜午後4時
22日(土) 午前9時30分〜午後4時


博物館のホームページ  年間の催し物