体験学習

 石オノをつくろう

−2002年4月27日−

講師:高島 芳弘(博物館学芸員)

 現在では、木を切り倒すのにおもにチェーンソーが使われています。それ以前は鉄のオノが使われていました。鉄や青銅が使われる以前には石オノが活躍していました。柄の取り付け方や石オノ自身の大きさなどによってマサカリとして使われたり木の加工用のチョウナとして使われたりします。
 今回は材料に蛇紋岩を使い石オノを作ります。まず、粗割りし、表面をたたいて形を整え、最後に砥石で磨いて刃を付けます。石のオノの切れ味を試してみましょう。

 

材料の蛇紋岩とシカの角

蛇紋岩の縁を打ち欠いて大まかな形を作り,細かく敲いて形を整え,最後には砥石で磨いて刃を付けました.

 

形を整えた石を磨く参加者

 

最後に木の柄にひもで石オノを固定して完成です.

固定した石オノ


[普及行事の記録]  [博物館のトップページ]