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部門展示(人文)

須木一胤の世界

2006.10.31(火)〜12.10(日)

 須木一胤(すきかずたね 1873〜1936)は、明治6年に徳島に生まれ、脇町中学校、徳島県師範学校で教諭を務め、昭和11年に64歳で没した人です。彼は、徳島城の様子を描いた唯一の絵画資料「阿波徳島城図」の作者として知られています。
 一胤は、教員を勤めるかたわら、日本画を描き、書をたしなみました。また徳島の書画家について調べ、作品や資料も集めました。
 県立博物館では、平成17年に須木家の御子孫より、一胤の遺品の寄贈を受けました。このたび、それらの一部を初公開し、彼の作品や徳島の書画家の作品を紹介します。

●休館日   月曜日(祝日のときは翌日)
●会 場   博物館部門展示室(2階 常設展示室内)
●時 間   9時30分〜17時
●観覧料   通常の常設展観覧料
 (一般200円/高校・大学生100円/小・中学生50円)
*祝日無料、団体2割引、高齢者(65歳以上)及び障害者5割引
*は小・中学生及び高校生は土・日曜日・祝日無料

■学芸員による展示解説
 11月19日・26日(ともに日)
             15:00〜16:00
   

展示構成とおもな資料

一胤の経歴と残した記録
一胤の肖像写真 1枚
・母公幼時之書 1幅
・脇町中学校卒業生贈呈朱盃 1組
・本県住吉派画系
・竹硯 銘祥雲

一胤の書画作品
・柳にツバメ図 1枚
・鵞鳥図 1枚
・鮭図 1枚

一胤の集めた書画作品
新居水竹書 1幅
・閑々子書 1幅
・矢野栄教筆 大黒天図 1幅
・河野栄寿筆 六祖図 1幅
・住吉広定筆 公家図 1幅

須木一胤肖像

一胤画 ツバメ図