部門展示(人文)

「阿波古式打毬(だきゅう)の道具と衣装」の開催について

  古式打毬は,現在のイラン辺りを起源とした馬上戯で,ヨーロッパには「ポロ」として伝わり,日本には中国から8〜9世紀に伝来したものと考えられています。一時衰微したものが,江戸時代に復興し全国的な遊技となったとされ,明治以降は,宮内庁ほか,青森県八戸市,山形県山形市と本県でその命脈を保っていました。本県では,阿波古式打毬と称され,昭和初期まで盛んに行われていたことが伝えられていますが,現在では行われなくなっています。この展示では,平成18年11月21日に県指定有形民俗文化財に指定された当館所蔵の阿波古式打毬の道具と衣装を通してうかがえる,阿波古式打毬の様相を紹介します。

● 会 期 平成19年4月3日(火)〜平成19年7月1日(日)
     休館日:月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合はその翌日)

● 会 場 博物館常設展示室内 部門展示室(人文) 2階

● 観覧料 通常の常設展観覧料(一般200円/大学生100円/小・中学生50円)
      *祝日の観覧無料。土・日曜日は,小学・中学・高校生の観覧無料。
      *20名以上の団体2割引。

● 展示の構成とおもな展示資料
(1) 競技のルール
    『阿波國古式打毬競技會規則』複写 1点
(2) 競技の道具
    馬具(鐙(あぶみ)付き鞍(くら))  1点
    サデ(叉手・毬杖)        7点
    赤毬              16点
    白毬              20点
    太鼓               1点
    法螺貝(ほらがい)         1点
(3) 競技場の様子
    門旗               2点
    陣幕               2点
(4) 競技の衣装
    陣笠               6点
    花陣笠              1点
    赤陣羽織             5点
    白陣羽織             5点
    肩衣(かたぎぬ)          2点
    紺袴               2点

● 展示解説
   日時:平成19年4月15日(日) 13:30から14:30まで


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