この展示は終了いたしました. 2008年部門展示
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からさおは、麦、大豆、蕎麦などを脱穀したり、藍の葉をこなしたりするのに用いられる道具です。柄の先に取り付けた棒を回転させることにより、より効果的に打撃作業を行うことができるよう工夫されています。江戸時代の文献資料からも、「加良佐乎」「連枷」「から沢」「唐竿」などさまざまな表記を確認することができ、古くから使われてきたことがわかります。 今回の展示では、徳島県内で使用されたからさおを中心に紹介します。同じ道具でも、それぞれの地域に適応した形態があり、材質や柄の長さなどに地域差が見られます。また、徳島県内においても「カルサオ」「カリサオ」「カラサオ」など地域ごとにさまざまな呼称を確認できます。多様なからさおの形態から、それぞれの地域の特性や脱穀作業への工夫の痕跡について観ていただければ幸いです。 |
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○会 期 9月30日(火)〜1月18日(日) |
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展示解説 | |
●日 時 11月9日(日) 14:00〜14:30 ※申し込みは必要ありませんが、大学生と一般の方は常設展観覧料が必要です。 |
★資料点数 35点(徳島県内各地のからさお、からさお関連文献等)
★展示構成 1)脱穀用具としてのからさお 2)さまざまな阿波のからさお 1竹製のからさお 2木製のからさお 3鉄製のからさお |