この企画展は終了しました.

 

企 画 展

藍のよそおい


 わたしたちは、ぬのや糸を青く染める染料として、藍をながく使ってきました。その染め色は、濃淡や色あいによって「水浅葱」「浅葱」「納戸」「紺」などと呼び分けられ、衣服をさまざまに飾ってきました。

 四国の徳島は、古くから藍の産地として知られています。室町時代には生産がはじまり、江戸時代には阿波藍として全国に出荷され、現在もなお生産が続けられています。

 この企画展では、江戸時代の小袖などにおいて、藍がどのように生かされているかをさぐります。藍の奥ぶかさと、魅力の一端にふれていただければ幸いです。

 

●おもな展示品

扇面散文様小袖(屏風貼)  国立歴史民俗博物館

梅樹に雪景文字文様小袖   京都国立博物館

御簾几帳に秋草文様小袖   東京国立博物館

秋草文様帷子        京都府立総合資料館

柴垣に菊裾文様単衣     奈良県立美術館

雨中秋野鷹狩文様帷子    奈良県立美術館

束ね花文様小袖       サントリー美術館

宇治橋文様小袖       東京国立博物館

流水に蛇篭草花文様小袖   大阪市立博物館

左卍紋付井桁絣入熨斗目   市立徳島城博物館

柳流水草花文様繍箔     彦根城博物館

鶴丸紋夜着         個 人


梅樹に雪景文字文様小袖
(京都国立博物館蔵)

 

主 催 徳島県立博物館

会 期 2000年4月18日(火)

      〜5月21日(日)

    月曜日休館

会 場 徳島県立博物館企画展示室

観覧料 一般200円、高校・大学生100円

    小・中学生50円

    (20名以上の団体は2割引)

 

関連行事

(1)記念講演会(無料)

  日 時 5月7日(日)13:30〜15:0
  会 場 文化の森イベントホール
  テーマ 「藍の歴史」
  講 師 長崎 巌氏(東京国立博物館)

(2)体験学習 「藍染をしよう」

  日 時 4月23日(日)10:00〜12:00
  会 場 松茂町歴史民俗資料館
      ・人形浄瑠璃芝居資料館
  講 師 舩井由美子氏(会場館嘱託学芸員)

(3)部門展示(常設展観覧料必要)
   「くらしの中の藍染―収蔵コレクション―」

  期 間 3月29日(水)〜5月28日(日)

(4)展示解説(企画展観覧料必要)
  日 時 4月 30日(日)14:00〜15:00
      5月 4日(木)14:00〜15:00
  講 師 大橋俊雄主任学芸員

 

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