北海の海底から引き上げられたマンモスの下顎.狩猟が一因となり1万数千年前に大部分が絶滅しました. |
2005年度企画展 絶滅生きものはなぜ滅びるのか?
2005.7.22 ( 金)〜 8.31( 水) |
トキ 2003 年絶滅(日本産) |
●開館時間:午前9 時30 分〜午後5 時 |
展示内容 (1)絶滅とは? |
■展示解説 ■ミュージアムトーク |
生物は,約40 億年前にこの地球上に誕生してから今日まで,多様性を増やしてきました.しかしそれはけっして順調な歩みではなく,絶えざる誕生と絶滅の繰り返しでもありました.絶滅の原因は様々です.地質時代に起こった大規模な火山噴火や隕石の衝突にともなう環境の激変といった天変地異だけでなく,もっと小規模で緩やかな環境の変化や生物どうしの関係の変化によっても起こります.また,人類が誕生してからは,多くの生物を絶滅させてきたと考えられます.その傾向は時代を経るに従ってますます強まり,現在では世界規模での対策が求められるようになってきました.この企画展では,地質時代の絶滅から現代の絶滅までを取りあげ,生物の絶滅について考えます. カワバタモロコ(絶滅危惧IB 類[国]).徳島県では「絶滅」とされていましたが,2004 年に再発見されました. |
フジバカマ(絶滅危惧I 類[県],絶滅危惧II 類[国]).秋の七草の一つ.身近な植物の多くが絶滅危惧種になりつつあります.
ルイスハンミョウ(準絶滅危惧[県],絶滅危惧II 類[国]).河口周辺の砂浜に生息します.吉野川河口は四国唯一の生息地です. |
ニホンオオカミ(上:シーボルト「日本動物誌」より).明治時代に絶滅しました.(徳島県立博物館蔵) |
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