平成16年度第1回徳島県立博物館協議会議事関係資料(1・2)

資料1

平成15年度決算及び事業報告

I 最終予算額 136,497千円

II 事業概要

1 管理運営事業(年報35〜40頁)

・第1回博物館協議会を平成15年8月21日,第2回博物館協議会を平成16年3月10日     に開催した。

2 展覧事業

(1) 常設展

・平成15年度の常設展観覧者数は39,797人であった。
・部門展示(人文)のうち,古美術資料等の定期的展示替えを5回行った。

(2) 企画展・特別陳列及び移動展
・平成14年度は,次の3回の企画展,2回の特別陳列を開催し,合計34,892名の入館者があった。
企画展等の名称
開 催 期 間
入館者数

企画展  歴史を決めた戦い

H15.4.22〜H15.5.25

5,353名

 〃  アイヌ工芸品展 アイヌからのメッセ−ジ

H15.7.19〜H15.8.31

10,429名

 〃   アンモナイトのすべて

H15.10.17〜H15.11.24

9,095名

特別陳列 知里幸恵生誕100年記念巡回展

H15.7.19〜H15.7.27

1,317名

〃     日本刀の美−赤羽刀とその他の館蔵品−

H16.1.27〜H16.3.7

8,698名

(3) 企画展準備
  16年度開催予定の「サメの世界展」,「エビとカニ展」及び「石とくらし展」の準備を行った。

3 調査研究事業(年報12〜20頁)

(1) 課題調査
  「牟岐大島・出羽島の自然と暮らし」,「徳島県の半翅類調査」,「潜水漁業の現在とその環境利用」の3つの課題調査を行った。

(2) 一般調査研究
・徳島の自然と歴史,文化を解明するため,各分野ごとに抱えているテーマ,課題に基づき博物館資料や館外資料の日常的,継続的な調査研究を行った。
・学芸員の個別研究テーマについての継続的な調査研究を進めた。
・学芸員の資質の向上を図るとともに,他館や他の研究機関との情報交換,相互協力を進めるため,学会や研究会,各種研修会等に参加させた。
・研究報告を出版し,成果の公表を行った。

4 資料収集保存事業(年報21〜25頁)

(1) 資料収集保存
・収集資料の整理,標本作成,保存処理,データーベース化を進めた。
・資料の安全な保存を図るため,資料搬入時の燻蒸を行った。
・資料収集委員会を開催して資料の継続的な収集を行い,館蔵資料の充実を図った。文献資料の収集についても積極的に行った。

(2) 資料購入
 資料購入費は年間 29,880千円を執行し,美術品等取得基金で対応した。平成16年3月     31日現在の館蔵資料の総数は,合計454,853点である。

5 普及教育事業(年報26〜34頁)

・歴史散歩,野外自然かんさつ,室内実習,ミュ−ジアムト−ク, 移動講座などを行った。
・「クイズラリー」を,祝日を除く毎月第2・第4土曜日に,小・中・高生を対象に行った。
・館外からの依頼を受けて講師の派遣を行うとともに,テレビ・ラジオへ出演した。
・博物館実習生の受け入れのほか,学校教育と連携した講師派遣や資料の貸出し,また教員のた     めの研修など,学校教育支援事業を実施した。
・「博物館ニュース」(年4回)のほか,催し物案内(年間分及び毎月分)等を発行し,広報を行った。
・博物館友の会の事業を通じて,普及活動の定着を図った。

6 その他

・「徳島県博物館協議会」の総会,研修会等を開催した。

資料2

平成16年度予算及び事業概要

I 当初予算額 99,363千円
         別途,資料購入費13,000千円(美術品等取得基金,本庁執行)

II 事業計画

1 管理運営事業(16年度 36,468千円,15年度 35,283千円)

・徳島県立博物館協議会を開催する。

2 展覧事業(16年度 35,287千円,15年度 39,942千円)  

(1) 常設展

・常設展示の維持管理を行うとともに,総合展示の一部展示替え,追加を行う。
・部門展示(人文)のうち古美術・歴史資料等の定期的展示替えを行う。

(2) 企画展及び特別陳列

・「サメの世界」,「エビとカニ」及び「石とくらし」の3つの企画展を開催する。

(3) 企画展準備

・17年度に予定されている「縄文の美」(仮称)等の準備を進める。

3 調査研究事業(16年度 10,674千円,15年度 9,722千円)  

(1) 課題調査

・「潜水漁業の現在とその環境利用」,「木屋平村における空間利用の変遷に関する歴史学的・古生態学的調査」,「ミドリババヤスデの種分化」の3つの課題調査を行う。

(2) 一般調査研究

・徳島の自然と歴史,文化を解明するため,各分野ごとに抱えているテーマ,課題に基づき博物館資料や館外資料の日常的,継続的な調査研究を行う。
・学芸員の個別研究テーマについての継続的な調査研究を進める。
・学芸員を学会・研究会等へ派遣し,資質の向上を図るとともに他の研究機関等との情報交換,相互協力を進める。
・研究報告,調査報告を出版し,成果の公表を行う。

(3) 常設展更新
・常設展更新で先進地視察を行うとともに,更新基本計画(案)の見直しを行う。

4 資料収集保存事業(16年度 13,746千円,15年度 13,787千円) 

(1) 資料収集保存

・資料収集委員会を開催して資料の適正な購入を行うほか,学芸員による継続的な収集を進め館蔵資料の充実を図る。
・収集資料の整理,標本作成,保存処理,データベース化を進める。

(2) 資料購入
・資料購入の充実を図るため,年間13,000千円(美術品等取得基金,本庁執行)を予定し資料購入を進める。

5 普及教育事業(16年度 3,188千円,15年度 3,188千円) 

・歴史体験,歴史散歩,野外自然かんさつ,ミュージアムトーク,室内実習,移動講座,みどりの工作隊等の普及行事を行う。
・「博物館ニュース](年4回)のほか,催し物案内(年間分及び毎月分)等を発行し,博物館活動の広報を強化する。
・各種の学校教育支援事業を実施し,学校教育との連携を進める。
・「博物館友の会」の指導・育成を通じて普及活動の定着を図る。

6 その他

・徳島県博物館協議会の総会,研修会等を開催する。