資料3
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1.資料の収集・保存と活用資料の収集・保存は,博物館の最も基本的な機能です。様々な方法で徳島及び関連する地域の自然や歴史,文化に関する資料の継続的な収集を行います。また,収蔵資料は社会の公共的な財産として安全に保管し,次世代に伝えるとともに,その活用を図ります。 |
中期活動目標の項目 |
中期活動目標の内容 |
評価指標 |
指標の目標値 |
14年度実績 |
15年度実績 |
1-1 継続的な資料の収集 |
資料収集方針に基づき,採集・購入・寄贈等による継続的な収集を進め,バランスのとれた特色あるコレクションづくりを行います。 |
収蔵資料点数 |
2008年度末で50万点 |
445,811点 |
454,853点 |
寄贈資料件数 |
80件/年 |
77件 |
93件 |
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受入図書冊数(雑誌類以外) |
400冊/年 |
419冊 |
339冊 |
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1-2 寄託の受け入れ促進 |
県内の貴重な資料の安全な保管と展示公開の促進を図るため,資料の寄託の受け入れを促進します。 |
新規寄託受入件数 |
10件/年 |
9件 |
12件 |
1-3 収蔵資料データベースの整備 |
収蔵資料の整理・登録を進めるとともに,収蔵資料データベースの整備を図ります。 |
収蔵資料DB登録率 |
2008年度末で100%(昆虫,植物を除く) |
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1-4 資料の適切な保管 |
収蔵庫や展示室の定期点検,資料の燻蒸等により,収蔵資料の安全な保管を図ります。 |
収蔵庫等の点検回数 |
10回/年 |
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1-5 収蔵資料の活用の促進 |
資料の特別利用(閲覧,撮影・出版物掲載,貸出ほか)等による収蔵資料の活用を図ります。 |
資料特別利用件数 |
50件/年 |
45件 |
40件 |
1-6 常設展示室の資料保存環境の改善 |
常設展示室での安全な資料の保存環境を確保するため,空調に除湿機能を付加するよう関係方面に働きかけます。 |
常設展示室空調改善の検討状況 |
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1-7 収蔵スペース確保の検討 |
将来の収蔵資料の増加に備え,収蔵スペースの確保に向けた方策を探ります。 |
収蔵スペース確保の検討状況 |
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2.調査研究調査研究は,博物館活動の学術的基盤となる重要な機能です。徳島及び関連する地域の自然や歴史,文化に関する基礎的な調査研究,資料の保存や展示,普及教育活動等に関する博物館学的調査研究を行うとともに,成果の博物館の諸活動へのフィードバックを図ります。 |
中期活動目標の項目 |
中期活動目標の内容 |
評価指標 |
指標の目標値 |
14年度実績 |
15年度実績 |
2-1 調査研究活動の強化 |
調査研究方針に沿って課題調査及び分野別調査研究等を積極的に行い,徳島県における自然史・人文科学及び博物館学の中核を担う水準を維持します。 |
課題調査実施状況 |
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4件(外部との共同4) |
3件(外部との共同3) |
個別調査研究の実施状況 |
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2-2 調査研究成果の公表 |
研究報告の出版のほか,学術論文,著述,学会発表等により調査研究成果を公表するとともに,展示や普及教育活動を通じて成果の活用を図ります。 |
学術論文数 |
10本/年 |
5+研報6本 |
6+研報8本 |
図書・雑誌等の一般著述 |
50本/年 |
48本(普及記事含む) |
58本(普及記事含む) |
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学会・研究会での発表 |
25回/年 |
26回 |
26回 |
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2-3 外部研究機関等との連携の推進 |
他の博物館や大学,研究団体,学会等との連携による共同研究等を積極的に進めます。 |
共同研究プロジェクト数 |
10件/年 |
4件(課題調査以外) |
7件(課題調査以外) |
2-4 県民参画型調査研究の推進 |
調査研究活動にも県民が参画できるよう,県民参画型調査等のプロジェクトを企画します。 |
県民参画型調査の実績 |
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アサギマダラのマーキング調査 |
アサギマダラのマーキング調査 |
2-5 外部資金の獲得による研究活動の推進 |
科学研究費補助金や民間の研究助成金等の外部資金を獲得し,研究活動の推進とレベルアップを図ります。 |
科研費申請・採択数 |
申請7・採択1件/年 |
0件 |
申請1・採択1(奨励) |
民間研究助成金獲得状況 |
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0件 |
0件 |
3.展示実物資料や最新の情報に基づき,徳島及び関連する地域をはじめ世界の自然や歴史,文化について幅広く展示し,楽しく学べ,新しい発見や家族のふれあいのきっかけとなる場を創出します。 |
中期活動目標の項目 |
中期活動目標の内容 |
評価指標 |
指標の目標値 |
14年度実績 |
15年度実績 |
3-1 常設展の改善・充実 |
新しい資料の追加,研究成果の反映,展示技法の改善などにより,常設展の改善・充実を図ります。 |
常設展観覧者数 |
40,000人/年 |
37,349人 |
39,797人 |
観覧者のリピーター率 |
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13年度65%,以降のデータなし |
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観覧者の満足度 |
70% |
13年度88%,以降のデータなし |
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展示改善の実施状況 |
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5件 |
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3-2 多様なテーマの企画展の計画的開催 |
収蔵資料の特色や調査研究成果を活かすとともに,県民のニーズを反映しながら,多様なテーマの企画展を計画的に開催します。 |
企画展観覧者数 |
15,000人/年 |
13,325人(3回) |
24,877人(3回) |
観覧者の満足度 |
80% |
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企画展の検討状況 |
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3-3 収蔵資料の公開促進と企画展示室の有効利用 |
企画展のほか,特別陳列,部門展示(人文),トピック展示等の多様な展示を行うことにより,収蔵資料の公開促進と企画展示室の有効利用を図ります。 |
特別陳列等の開催回数 |
10回(特3・部4・ト3) |
10回(特4・部5・ト1) |
12回(特4・部5・ト3) |
企画展示室活用回数 |
企画展以外に1回/年 |
2回(特陳) |
1回(特陳) |
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3-4 館外での展示の促進 |
移動展,パッケージ展示の貸出等により,館外での展示を促進するとともに,県内の博物館施設を支援します。 |
移動展等の実施状況 |
1回/年 |
1回(昆虫の世界) |
0回 |
パッケージ展示の貸出数 |
1件/年 |
0回 |
1回(海南町立博・化石) |
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3-5 展示解説等の推進 |
図録や解説書の発行,学芸員や受付案内員による展示解説等により,観覧者が展示を理解し楽しめるよう手助けします。 |
図録等の発行状況 |
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企画展図録3 |
企画展図録2 |
展示解説等の実施状況 |
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企画展・特陳解説12回 クイズラリー(第2・4土) |
企画展解説6回 クイズラリー(第2・4土) 「びっくり箱」を使った解説 |
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3-6 常設展のリニューアルに向けての取り組みの推進 |
開館20周年(平成22年)での常設展のリニューアルを目標に,館内での検討を進めるとともに,関係方面の理解が得られるよう努力を継続します。 |
リニューアルに向けての進捗状況 |
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先進館調査1館 |
先進館調査2館 |
4.普及教育収蔵資料や学芸員の能力を活かし,自然や歴史,文化について体験したり,楽しく学ぶことができる多様な学習機会を提供することにより,県民の生涯学習を支援します。また,学校教育を積極的に支援します。 |
中期活動目標の項目 |
中期活動目標の内容 |
評価指標 |
指標の目標値 |
14年度実績 |
15年度実績 |
4-1 県民のニーズを反映した多様な催しの開催 |
県民のニーズに対応した多様な普及行事を企画し,多様な学習機会を提供します。また,移動講座等のアウトリーチ活動にも積極的に取り組みます。 |
普及行事実施回数 |
70回/年 |
70回 |
72回 |
普及行事参加者数 |
3,000人/年 |
3,414人 |
4,501人 |
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参加者の満足度 |
満足した者の割合80% |
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アウトリーチ活動数 |
3回/年 |
移動講座4回 |
移動講座2回 |
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4-2 学校教育支援事業の推進 |
学校への資料貸出,出前授業,教員研修や職場体験の受け入れ等により,学校教育を支援します。 |
学校教育支援事業件数 |
出前授業15件/年 |
11件 |
18件 |
資料貸出15件/年 |
12件 |
10件 |
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その他 20件/年 |
18件 |
19件 |
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教員・生徒の満足度 |
80% |
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4-3 ガイドブックの出版等の促進 |
身近な自然や歴史,文化に関する理解を手助けするため,ガイドブックの出版や,新聞・雑誌等への解説記事の執筆を進めます。 |
ガイドブック出版状況 |
1冊/年 |
0冊 |
0冊 |
普及記事の執筆数 |
20件/年 |
12件 |
31件 |
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4-4 友の会活動の充実と活性化 |
友の会の指導・育成に努めるとともに,自主的な活動を支援し,友の会活動の充実,活性化を図ります。 |
友の会会員数 |
500人/年 |
425人 |
419人 |
会員の継続率 |
前年度会員の70% |
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73% |
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友の会行事実施回数 |
10回 |
12回 |
10回 |
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常設展・企画展観覧者率 |
50% |
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27.6% |
5.シンクタンクとしての社会貢献博物館は,博物館活動を通じて様々な資源(資料・情報・学芸員の知識)を蓄積しているシンクタンクです。これらを活用し,自治体や地域社会,学会等の事業推進に貢献します。 |
中期活動目標の項目 |
中期活動目標の内容 |
評価指標 |
指標の目標値 |
14年度実績 |
15年度実績 |
5-1 レファレンス利用者の拡大 |
来館による相談のほか,手紙や電話,メールでの質問等に親切に対応し,「何でも相談にのってもらえる博物館」との評価の定着を図ります。 |
レファレンス件数 |
300件/年 |
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264件 |
5-2 講師派遣等の推進 |
他機関が主催する講演会,研修会等に学芸員を講師として派遣します。 |
講師派遣等の件数 |
15件/年 |
9件 |
12件 |
講演会等の受講者数 |
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5-3 自治体等の政策課題への提言 |
各種検討委員会委員等として,自然環境保全や文化財保護等に関する自治体等の政策課題への提言を行います。 |
各種委員会委員の受諾数 |
15件/年 |
15件 |
21件 |
5-4 大学教育への寄与 |
大学の非常勤講師の受諾,学生・院生の研究指導,博物館実習生の受け入れ等により,大学教育に寄与します。 |
非常勤講師の受諾状況 |
3件/年 |
4件 |
3件 |
博物館実習生の受入状況 |
20人/年 |
8大学・23人 |
11大学・25人 |
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学生・院生の指導状況 |
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5-5 学会・研究会の運営への寄与 |
学会・研究会を博物館で開催するほか,役員や各種委員等を引き受けるなど,学会等の活動に貢献します。 |
学会・研究会の開催状況 |
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3回+植物談話会12回 |
6回+植物談話会12回 |
学会役員等の状況 |
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5-6 民間団体等への専門知識の提供 |
博物館が蓄積した専門知識を幅広く活かすため,各種民間機関・団体等との連携を進めます。 |
各種機関・団体等との連携の状況 |
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5-7 博物館施設の連携強化への貢献 |
県内の中核的博物館として,博物館施設への助言を行うとともに,県博物館協議会の活動等を通じて博物館施設の連携強化のために尽力します。 |
他館協議会委員等の受諾状況 |
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4件 |
4件 |
連携事業の実施状況 |
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6.情報の発信と公開博物館の催し物案内等だけではなく,博物館活動に関連する様々な情報をより多くの人に知ってもらい,博物館を有効に活用する利用者が増えるよう,インターネットや様々なメディアを通じて積極的に情報を発信します。 |
中期活動目標の項目 |
中期活動目標の内容 |
評価指標 |
指標の目標値 |
14年度実績 |
15年度実績 |
6-1 積極的な資料提供の推進 |
企画展や普及行事の案内だけでなく,博物館に関する情報を積極的に資料提供するよう努めます。 |
資料提供件数 |
30件/年 |
25件 |
25件 |
マスコミ取材報道件数 |
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6-2 様々なメディアの活用による広報活動の強化 |
広報関係出版物の内容改善,配布ルートの開拓,マスコミ出演や新聞・雑誌への寄稿を行うなど,様々なメディアを活用して広報活動を強化します。 |
広報手段の新規開拓状況 |
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道の駅へのポスター掲示 |
スーパーへのポスター掲示 |
マスコミ出演等件数 |
15件/年 |
12件 |
6件 |
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Eメールサービス登録件数 |
500人/年 |
393人 |
430人 |
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6-3 インターネットによる情報発信の推進 |
インターネットによる情報発信を推進するため,学芸員による積極的な情報発信を促し,ホームページの充実を図ります。 |
HPアクセス数 |
32,000件/年 |
28,000件 |
31,000件 |
新規コンテンツ数 |
30ページ/年 |
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内容の更新頻度 |
月3回以上 |
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7.マネージメント(経営)利用しやすい博物館とするための施設の改善,博物館活動への県民参画の仕組みづくりの検討,職員の意識改革と資質の向上,適切な博物館評価システムの確立等により,博物館活動の改善と活性化,利用者の増大を図ります。 |
中期活動目標の項目 |
中期活動目標の内容 |
評価指標 |
指標の目標値 |
14年度実績 |
15年度実績 |
7-1 利用しやすい博物館をめざす施設の改善 |
わかりやすい案内表示,バリアフリー化や安全対策等に配慮し,高齢者や障害者にとっても快適で安全な利用しやすい施設となるよう,日常的な点検・改善を行います。 |
点検・改善の状況 |
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新しい掲示板の設置 |
7-2 博物館認知度の向上と利用者層の拡大 |
博物館活動の活性化と広報の強化により,県内及び近隣地域での博物館の認知度を高め,博物館利用者の範囲の拡大と利用者増に結びつけます。 |
県民の博物館利用状況 |
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県外利用者の割合 |
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「貝化石」9.1% 「海道をゆく」14.9% 「古代のわざ」9.4% |
「歴史を決めた戦い」11.3% 「アイヌ」15.3% |
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7-3 県民参画の仕組みづくり,博物館運営支援組織のあり方等の検討 |
友の会会員やボランティア等による様々な博物館活動への県民参画の仕組みづくりの検討を行うとともに,友の会を母体とした博物館の運営支援組織のあり方について,NPO法人設立も含めて検討します。 |
ボランティア導入事業数 |
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1回 |
5回 |
ボランティア活動参加者数 |
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3人 |
13人 |
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運営支援組織の検討状況 |
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大阪市立自然史博,兵庫県立人博のNPO調査 |
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7-4 設置者による理解の獲得 |
博物館の使命,当館が果たしている幅広い役割等に対する県及び県教育委員会の理解を得るとともに,財政的支援等が得られるよう努力します。 |
博物館予算の状況 |
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2月補正後143,140千円 |
2月補正後136,497千円 |
7-5 防災意識の向上と危機管理体制の強化 |
地震等の自然災害や火災,盗難,けが人の発生等に備え,文化の森他館と協力して防災意識の向上と危機管理体制の強化を図ります。 |
防災訓練の実施状況 |
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防火避難訓練2回 |
防火・地震避難訓練2回 |
危機管理マニュアルの整備状況 |
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7-6 職員の意識改革と資質の向上 |
職員が博物館の社会的役割及び当館の使命を認識し,博物館活動の活性化と健全な経営に主体的に取り組めるよう,意識改革と資質の向上を図ります。 |
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7-7 博物館評価システムの構築 |
博物館活動の中期活動目標に基づく自己点検評価,博物館協議会による外部評価,結果の公開という適切な博物館評価システムを確立し,博物館活動の改善に役立てます。 |
中期活動目標の状況 |
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素案の作成と検討 |
自己点検評価の状況 |
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外部評価の状況 |
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資料4 |
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資料5 |
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資料6 |
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