平成17年度第1回徳島県立博物館協議会議事関係資料

平成17年度予算及び事業概要

I 当初予算額 114,283千円
         資料購入費13,000千円を含む。

         16年度 99,363千円(別途 13,000千円 資料購入費)

II 事業計画

1 管理運営事業(17年度 36,138千円,16年度 36,468千円)

・徳島県立博物館協議会を開催する。
・臨時補助員,文化推進員,受付案内員を雇用する。

2 展覧事業(17年度 30,215千円,16年度 35,287千円)  

(1)常設展

・常設展示の維持管理を行うとともに,総合展示の一部展示替えを行う。
・部門展示(人文)のうち古美術・歴史資料等の定期的展示替えを行う。

(2) 企画展及び特別陳列

・「縄文の美」,「絶滅」及び「文化の森開園15周年記念企画展」の3つの企画展を開催する。また、年間2回の特別陳列を実施する。

(3)企画展準備

・18年度に予定されている「化石の誕生」(仮称)等の準備を進める。

3 調査研究事業(17年度 10,209千円,16年度 10,674千円)  

(1)課題調査

・「徳島県における水平社運動史の基礎資料調査」,「カワバタモロコの生息調査」,「徳島県のヤスデ類」,「徳島県の海岸植物群落の昆虫相」の4つの課題調査を行う。

(2)一般調査研究

・徳島の自然と歴史,文化を解明するため,各分野ごとに抱えているテーマ,課題に基づき博物館資料や館外資料の日常的,継続的な調査研究を行う。
・学芸員の個別研究テーマについての継続的な調査研究を進める。
・学芸員を学会・研究会等へ派遣し,資質の向上を図るとともに他の研究機関等との情報交換,相互協力を進める。
・研究報告,調査報告を出版し,成果の公表を行う。

(3)企画展のための事前資料調査

・19年度開催予定の3つの企画展について資料調査等を行う。

4 資料収集保存事業(17年度 34,623千円,16年度 13,746千円) 

(1)資料購入

・収蔵資料の充実を図るため,年間13,000千円を予定し資料の購入を行う。
・資料収集委員会を開催し,購入資料について審議を行い,適正な購入を図る。

(2)資料収集保存
・学芸員による継続的な収集,寄贈・寄託の受け入れ等により,収蔵資料の充実を図る。
・収集資料の整理,標本作成,保存処理,データベース化を進める。
・3年に1回の収蔵庫全室密閉燻蒸を行う。

5 普及教育事業(17年度 3,098千円,16年度 3,188千円) 

・歴史体験,歴史散歩,野外自然かんさつ,室内実習,みどりの工作隊,ミュージアムトーク,移動講座等年間約80回の普及行事を行う。また,博物館クイズラリーなどを行う。
・出前授業,博物館資料の学校への貸出,職場体験の受け入れ等を行うことにより、学校教育を支援する。
・「博物館ニュース」(年4回)のほか,催し物案内(年間分及び毎月分)等を発行し,博物館活動の広報を行う。
・「博物館友の会」の指導・育成を通じて普及活動の定着を図る。

6 その他

・自治体等の各種委員会委員,講演会の講師等を引き受けるなど,博物館の人的資源の活用(社会貢献)を図る。
・イベント企画運営スタッフ(ボランティア)を募集し,試行的に県民参加型イベントを企画・実施する。
・平成17年度文化庁芸術拠点形成事業の採択を受け,「元気な博物館づくりプロジェクト―親しまれる博物館を目指す評価手法の開発―」を実施する。
・徳島県博物館協議会の事務局として,総会や研修会等を企画するなど県内博物館施設の連携強化に貢献する。