管 理 運 営

1.組織・職員

(1)組織図(平成16年4月1日現在)

(2)職員名簿(平成16年4月1 日現在)

 館   長 両角 芳郎
 副 館 長 吉田  廣
 主   幹(総務課長兼務)斉藤 修一
<総務課>
 総 務 課 長(庶務係長兼務)斉藤 修一
 事 務 主 任 川田 純子
 普 及 係 長 幸坂 敏行
 主   事 古東 謙司
 文化推進員 新居  京
 臨時補助員 渡部 志保
 受付案内員 小川まどか
   〃   高本 順子
   〃   岩本 和恵
   〃   鈴木 真弓
   〃   横田 奈々
   〃   飯沼 美喜
   〃   尾崎 敏美
   〃   河野 怜子
<自然課>
 自 然 課 長 大原 賢二(動物)
 専門学芸員 佐藤 陽一( 〃 )
 主任学芸員 小川  誠(植物)
   〃   田邊  力(動物)
   〃   中尾 賢一(地学)
 学 芸 員 茨木  靖(植物)
   〃   辻野 泰之(地学)
 文化推進員 柳本 和美
   〃   友成 陽子
 臨時補助員 松田 裕子
<人文課>
 人 文 課 長 山川 浩實(歴史)
 専門学芸員 高島 芳弘(考古)
 主任学芸員 大橋 俊雄(美術工芸)
   〃   長谷川賢二(歴史)
   〃   魚島 純一(考古・保存科学)
   〃   庄武 憲子(民俗)
 学 芸 員 磯本 宏紀(民俗) 
 文化推進員 松本 絵梨
 臨時補助員 中川由可里

(3)人事異動(平成16年4月1日付、カッコ内は前職)

 退職:本村 忠昭(平成16. 3. 31退職)
 転出:上野 秋利 北川小教頭へ
 〃 :亀井 美穂 相生土木事務所主事へ
 転入:吉田  廣(鴨島保健所主幹兼健康増進課長)
    川田 純子(徳島財務事務所事務主任)
    幸坂 敏行(羽浦小教諭)

(4)平成15年度非常勤・臨時職員

●文化推進員(非常勤特別職)
 松本 絵梨(平成14.4.1〜    )
 新居  京(平成15.4.1〜    )
 柳本 和美(平成15.5.1〜    )
 友成 陽子(平成15.5.1〜    )

●臨時補助員
 武内 実香(平成15.4.1〜16.3.31)
 吉田 恵美(平成15.4.1〜16.3.31)
 秋枝真由美(平成15.4.1〜16.3.31)

●受付案内員(非常勤特別職)
 行譜ゆかり(平成13.5.9〜15.4.30)
 小川まどか(平成13.9.1〜     )
 高本 順子(平成14.2.1〜     )
 岩本 和恵(平成15.2.8〜    )
 浅石 由美(平成15.4.1〜15.10.31)
 鈴木 真弓(平成15.4.1〜     )
 横田 奈々(平成15.4.1〜     )
 大西恵理子(平成15.4.1〜16.3.31)
 飯沼 美喜(平成15.5.1〜     )
 尾崎 敏美(平成15.11.1〜    )

2.予算

 2月補正後の予算額を下表に示す。

 

3.博物館協議会

 徳島県立博物館協議会は、博物館の運営に関し館長の諮問に応ずるとともに、館長に対して意見を述べる機関で、博物館法及び徳島県文化の森総合公園文化施設条例の規定に基づき設置されている。
 15年度は協議会を2回開催した。

●第1回博物館協議会
 日時:平成15年8月21日(木)13:30〜16:00
 会場:博物館講座室
 議事(1)平成14年度決算及び事業報告について
    (2)平成15年度予算及び事業計画について
   (3)「博物館運営の活性化・効率化に資する評価の在り方に関する調査研究委員会報告書」     について
   (4)その他

●第2回博物館協議会
 日時:平成16年3月10日(水)13:30〜16:00
 会場:博物館講座室
 議事 (1)平成15年度事業の実施状況について
    (2)「博物館運営の活性化・効率化に資する評価の在り方に関する素案」について
   (3)公立博物館評価の現状について
   (4)その他

 

4.各種委員・非常勤講師等の受諾

 平成14年度に博物館職員が委嘱を受けた各種委員会委員、大学非常勤講師等は次のとおり。

両角芳郎
 日本博物館協会評議員(平成14.6.18〜16.3.31)
 愛媛大学農学部非常勤講師(平成15.4.14〜16.3.31)
 徳島県教育委員会スーパーサイエンスハイスクール運営指導委員会委員(平成15.7.3〜18.3.31)
本村忠昭
 徳島市立徳島城博物館協議会委員(平成14.7.1〜16.6.30)
大原賢二
 徳島県希少野生動植物保全対策検討委員会委員(平成15.11.11〜16.3.31)
佐藤陽一
 徳島県田園環境検討委員会委員(平成13.11.26〜    )
 とくしま川づくり委員会委員(平成13.12.15〜15.12.14;15.12.15〜17.12.14)
 徳島県ビオトープアドバイザー(平成15.4.1〜16.3.31)
 徳島県公共工事環境配慮指針検討委員会委員(平成15.6.23〜16.3.31)
 環境省希少野生動植物種保存推進員(平成15.7.1〜18.6.30)
 那賀川流域フォーラム2030アドバイザー(平成15.10.17〜16.3.31)
 徳島県希少野生動植物保全対策検討委員会委員(平成15.11.11〜16.3.31)
田辺 力
 沖縄県版レッドデータブック改訂作業ヤスデ・ムカデ類分科会委員(平成14.12.1〜    )
 環境省希少野生動植物種保存推進員(平成15.7.1〜18.6.30)
 徳島県希少野生動植物保全対策検討委員会委員(平成15.11.11〜16.3.31)
小川 誠
 日本植物分類学会絶滅危惧植物専門第一委員会委員(平成13.7.1〜16.12.31)
 徳島県田園環境検討委員会委員(平成13.11.26〜    )
 徳島県ビオトープアドバイザー(平成15.4.1〜16.3.31)
 徳島県公共工事環境配慮指針検討委員会委員(平成15.6.23〜16.3.31)
 環境省希少野生動植物種保存推進員(平成15.7.1〜18.6.30)
 徳島県希少野生動植物保全対策検討委員会委員(平成15.11.11〜16.3.31)
山川浩實
 徳島市立考古資料館協議会委員(平成15.7.1〜17.6.30)
高島芳弘
 徳島大学総合科学部非常勤講師(平成15.4.1〜16.3.31)
 徳島市立考古資料館資料展示検討委員会委員(平成14.6.1〜16.5.31)
長谷川賢二
 徳島県歴史の道整備活用総合計画策定委員(平成13.9.21〜16.3.31)
 徳島県人権資料収集検討委員会委員(平成14.6.28〜   )
 徳島県同和問題啓発をすすめる会専門委員(平成15.4.1〜16.3.31)
 平成15年度徳島県民俗文化史調査報告書執筆委員(平成15.5.16〜平成16.3.31)
魚島純一
 四国大学非常勤講師(平成15.4.1〜15.9.30)
庄武憲子
 松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館資料館協議会委員(平成15.4.1〜17.3.31)

 

5.コンピュータシステム

 平成11年度にCOMET(徳島県文化・学習情報システム)のコンピュータシステム更改が行われ、一般への情報提供システム及び業務システムに係わる部分が変更された。特に情報提供システムはインターネットベースに変更された。しかし、5年をめどに行われてきたシステムの更新が、財政事情の悪化により、現時点では全体の更新がいつ行れるか、まだ明確にはなっていない。 

(1)システム構成

 博物館のコンピュータシステムは、職員が日常的に使う業務用、来館者や館外者が利用する情報提供用の2つから構成されている。
 業務系と情報提供系の機器構成、および管理等についてはこれまでと変わっていない。

(2)システムの活用

●資料管理
 博物館では収蔵資料をデ−タベ−スに登録している。資料データベース作成は、各分野ごとに担当学芸員が様々な目的に応じた柔軟なデ−タの加工ができるよう、市販ソフトであるファイルメーカーProを用いて行っている。
 デ−タベ−スを使って、資料ラベルや資料目録の作成、資料受入れ・貸出し管理、各種調査や問い合わせのデ−タ作成、情報提供用デ−タの作成等の作業を行っている。

●各種デ−タベ−スの構築
 資料管理以外にも次のような各種のデ−タベ−スを構築し、共有している。
 ・図書デ−タベ−ス
 ・画像デ−タベ−ス
 ・文献デ−タベ−ス
 ・発送先住所デ−タベ−ス

●普及活動及び広報活動への活用
 各種の広報用印刷物はパソコンを使って編集し、デ−タを印刷業者に渡したり、レーザープリンタで出力したものを原稿として用いている。15年度も、催し物デ−タベ−スを構築し、それを利用して催し物案内文の作成、行事記録の作成を行うようにした。さらにデ−タベ−スと電子メールソフトを連携して、電子メールでの催し物案内サービスを行っている(16年3月末現在の登録者430名)。

●COMETを通じての情報提供
 文化の森では、COMETを通じて来館者や各家庭にさまざまな情報提供を行っている。博物館でも収蔵資料デ−タベ−スや図書デ−タベ−スを公開しており、情報提供する項目のテキストデータおよび画像情報を専用フォルダーに入れておけば、夜のうちに自動的に情報提供用のデ−タベ−スに取り込まれる仕組みになっている。

●ホームページによる情報提供
 インターネット利用者の増加に伴い、博物館でもその技術を活用した情報提供の可能性を探ってきた。平成11年の夏から、次期COMETシステムの実験という性格も兼ねて、新ホームページの運用を始めた。ホームページの主な項目は下記のとおりである。
・博物館の紹介(開館日・交通案内など)
・展示案内(企画展、常設展)
・催し物、普及行事の案内
・調査研究活動の紹介
・収集保存活動(データベース)
・学校等への利用案内
・出版物(展示解説、研究報告、博物館ニュースなどの案内)
・友の会、博物館協議会
・学芸員関連のページ
・特別メニュー(子供向けメニュー、映像コーナーなど)

●インターネットの活用
 電子メールやホームページを職員が利用できるようになり、各種問い合わせや連絡、情報の収集に活用している。メーリングリストを利用し、博物館や研究者間の情報交換もさかんに行われている。

●展示活動への活用
 企画展の展示パネルの多くやラベルは、パソコンで作成し、レーザプリンタや大型カラープリンタで印刷したものを使うようになった。

●博物館業務管理への活用
 日常の博物館業務管理にもシステムを活用しており、常設展、企画展の入館者記録などの管理定型作業や集計作業の効率化を図っている。 

 

6.博物館ネットワーク

(1)四国地区博物館協議会及び日本博物館協会四国支部

 四国地区博物館協議会及び日本博物館協会四国支部は、四国地区の博物館及び相当施設の連絡・協議組織で、現在93館(園)が加盟している。四国地区の会長(支部長)を担当する館が2年ずつ持ち回りで幹事館をつとめることになっている。
 平成15年度の役員会及び総会は次のとおり高松市で開催された。

●15年度役員会・総会
 日時:6月24日(火) 10:30〜15:00
 会場:香川県歴史博物館
 議事:平成14年度事業報告及び決算報告について
    新規加盟施設の紹介
    平成15年度事業計画案及び予算案について
 講演:関 優一氏(JR四国営業部長)「やさしさを持って」

●研修視察 6月25日(水)9:00〜12:00
 場所:香川県歴史博物館
 内容:日本博物館協会専務理事の報告及び特別展「平山郁夫」展の視察

(2)徳島県博物館協議会

 徳島県内の博物館施設が相互協力して博物館活動の振興をはかるため、平成8年2月27日に設立された。加盟館は、設立時は31館であったが、その後、年々加盟館が増え、平成16年3月末現在では52館になっている。なお、事務局は当館に置かれている。

●15年度新規加盟館(2館)
 鳴門ガレの森美術館、川田民俗資料館

●15年度事業
[1]役員会の開催
 6月10日(火)、1月20日(火)の2回、徳島県立博物館応接室にて開催した。
[2]総会の開催
 日時:6月10日(火)14:30〜16:30
 場所:徳島県立博物館講座室
 議事:14年度事業報告並びに決算報告
    監査報告
    15年度役員選出
    15年度事業計画並びに予算案
    会則の改正
    その他
 講演:田村 一郎氏(鳴門市ドイツ館)「最近の鳴門市ドイツ館の取り組みから」  
[3]加盟館園の職員状況一覧、主な収蔵資料リスト一覧を作成して配布した。
[4]徳島県博物館協議会ニュースの発行
 No. 14、15を発行・配布した。
[5]研修会の開催  参加者45名
 日時:8月22日(金)13:00〜16:30
 場所:徳島県立文学書道館
 内容:文学書道館の施設概要と事業運営についての説明
    とくしまミュージアムスタンプラリーの実施についての打ち合わせ
[6]とくしまミュージアムスタンプラリーの実施
 15〜16年度にまたがる事業として9月1日から開始した。加盟館園のうち本ラリーに参加する46館の全 館あるいは4つのエリアに分けた各エリア全館のスタンプを集めた人の中から、抽選で10人に完走賞を、40人に地域賞を贈呈するものである。
 抽選は平成16年3月末と12月末の締切ごとに2回行われることになっているが、3月末の締切では5人の地域賞応募者があり、全員に地域賞(1,000円分の商品券)を贈った。
[7]先進地の博物館施設の調査参加者19名
 日時:11月28日(金)9:00〜18:00
 訪問先:新居浜市広瀬歴史記念館、愛媛県総合科学博物館

(3)人権資料・展示全国ネットワーク

 人権資料・展示全国ネットワーク(略称「人権ネット」)は、人権確立のための研究、教育、啓発に寄与することを目的に、人権に関する資料の収集保管、調査研究、展示等を行う博物館、資料館、人権センター、研究所等により、平成8年に結成された。現在、30機関・団体が加入しており、事務局は大阪人権博物館、柳原銀行記念資料館、水平社博物館、福岡県人権啓発情報センター、たかみや人権会館で組織されている。
 当館は発足時から加入しており、年1回の総会に職員を派遣するほか、加入機関との個別的な協力も行っている。
 第8回目にあたる15年度総会は、11月9〜10日、鳥取県民ふれあい会館(鳥取市)で開催された。22機関・団体から40名の参加があった。

(4)西日本自然史系博物館ネットワーク

 平成12・13年度に文部科学省の委嘱を受けて行われた環瀬戸内地域自然史系博物館ネットワーク推進事業の継承と発展をはかるため、大阪市立自然史博物館および兵庫県立人と自然の博物館が主導して、個人参加によるゆるやかな連携組織としてNPO法人西日本自然史系博物館ネットワークが設立されることになった。
 設立総会は9月10日に大阪市立自然史博物館で開催され、16館から25名が参加した。また、平成16年2月29日には16年度総会および設立記念シンポジウムが奈良県立橿原文化会館で盛大に開催された。
 本ネットワークには2月29日時点で22館園の学芸員等(当館からは3名の学芸員)が参加している。

 

7.常陸宮同妃両殿下のお成り

 第16回全国健康福祉祭徳島大会開会式に御臨席のため徳島県を訪れた常陸宮同妃両殿下が、10月17日に文化の森総合公園においでになった。
 両殿下は、文化の森の概要説明を受けられた後、開催中の博物館企画展「アンモナイトのすべて」および常設展をご覧になった。
 また、ご休憩の後、常陸宮殿下は生物収蔵庫で、研究のため当館に送られてきていた皇居および赤坂御所で採集された昆虫類を関心深くご覧になった。妃殿下は近代美術館の常設展をご覧になった。

 

8.視察等博物館関係来訪者

4月25日 柴田勝次郎氏(柴田勝家子孫)夫妻
5月10日 鳳来町立長篠城址史跡保存館長馬場高夫夫妻
6月20日 鳥取市関係学校同和教育主任等一行 29名
7月25日 高知県立歴史民俗資料館学芸員 泉誠司・野本亮氏
8月28日 五條市人権教育推進協議会一行 15名
9月24日 九州大学名誉教授 西谷 正氏ほか1名
10月1日 豊橋市立自然史博物館学芸員 安井謙介氏
10月13日 御所浦白亜紀資料館学芸員 菊池直樹氏
11月3日 五部PTA一行 42名
11月27日 京田辺市三木山福祉会館運営委員会一行 10名
12月11日 奈良大学教授水野正好氏ほか 20名
1月21日 文化庁分化財部記念物課文化財調査官 岡田康博氏ほか2名
1月27・28日 法政大学キャリアデザイン学部助教授金山喜昭氏
2月21日 神戸大学国際文化学部助教授 萩原守氏
3月15日 文部科学省大臣官房文教施設部技術課技術第二係長 加藤圭治氏ほか2名
3月24日 三原町教育委員会一行 7名


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