普及教育事業、とくに普及行事は、「開かれた博物館」をめざし、館員が県民と直接交流できるよい機会であり、力点をおいて取り組んでいる。 1.普及行事 ■歴史体験 ■歴史散歩 ■野外自然かんさつ ■みどりの探検隊 ■みどりの工作隊 ■ミュージアムトーク ■歴史文化講座(移動講座) ■企画展関連行事 ■クイズラリー ■その他の普及行事 博物館は本来、実物資料に基づく体験的な学習ができる場であり、学校教育にとって遠足での博物館見学以外にも様々な活用ができる場であるはずである。また、教育改革に伴う学校完全週5日制や「総合学習」の導入等とも関連し、博物館等の社会教育機関に対して積極的な学校教育への支援が要請されるようになった。 (1)学校の授業での博物館利用への支援 (2)学校の授業への講師派遣(出前授業) (3)博物館資料の学校への貸出し (4)職場体験の受け入れ (6)その他 ●会員(平成16年度末) 4. 普及教育関係出版物 ■徳島の自然と歴史ガイド3「化石−常設展の中の四国周辺地域産化石−」2005年3月15日発行、A5判32ページ(全ページカラー)、500部+友の会増刷分500部 博物館に常設展示されている四国周辺地域産化石の解説書。友の会で増刷・頒布している。 ■その他
平成16年度は、年間76回の普及行事を実施した(実施計画では82回、雨天などでの中止6回。他にクイズラリー24回を行った)。普及行事は県民のあいだに定着してきてはいるが、参加者は徳島市内とその近郊在住者に片寄っている。そのため、歴史散歩、野外自然かんさつ、移動講座において、郡部での開催を増やすなどの工夫をしているが、徳島市以外での行事に対しても参加者は徳島市、鳴門市、小松島市、及び名西郡石井町等からの参加者が多い。今後、広報の方法などにもさらに工夫が必要であると考えている。
昔の人々の生活に関係のある体験を通じて、ものの性質や当時の人々の生活の知恵を学ぶシリーズ。
4月25日(日)石オノをつくろう 参加者11人
5月23日(日)勾玉をつくろう[1] 49人
6月13日(日)藍染めをしよう 25人
7月24日(土)火おこし[1] 12人
8月15日(日)戦時中の食事・すいとんをつくろう 28人
8月22日(日)火おこし[2] 34人
11月 7日(日)土器づくり[1] 23人
12月12日(日)土器づくり[2] 23人
12月19日(日)正月飾りをつくろう 30人
1月23日(日)ベーゴマをまわしてみよう 33 人
2月13日(日)七草がゆをつくろう 15人
3月20日(日)古代の乳製品をつくろう 29人
県内の主な遺跡、町並み、建造物などを見学してまわるシリーズ。
4月18日(日)脇町を歩こう 17人
5月 9日(日)辻町を歩こう 11人
5月30日(日)古墳見学? 53人
7月 4日(日)砲台場を調べよう 9人
9月19日(日)古墳見学? 32人
10月31日(日)伊島を歩こう 中止
2月27日(日)国府町歴史ウォーク 28人
野外にでかけて行う季節に応じた動植物の観察や地質の見学会。16年度は文化の森周辺のほか、香川県東かがわ市、高知県安田町、徳島市、鳴門市、勝浦川河口、由岐町、宍喰町などで実施した。
5月16日(日)磯のいきもの? 中止
6月 6日(日)磯のいきもの? 78人
7月 4日(日)川魚かんさつ 37人
7月25日(日)漂着物を探そう! 28人
8月 1日(日)水生昆虫のかんさつ 中止
9月11日(土)鳴く虫のかんさつ 28人
9月12日(日)河口のいきもの 26人
9月26日(日)白亜紀の地層を歩こう 24人
10月10日(日)アサギマダラをさがそう 19人
2月20日(日)貝化石のかんさつ野外観察と採集 34人
2月27日(日)貝化石のかんさつ標本づくり 19人
■室内実習
主に実習室で行う各種の観察会、講習会。内容に応じて実体顕微鏡、電子顕微鏡等の機器も併用して観察を行っている。
「標本の名前を調べる会」は、毎年8月下旬に行う恒例の行事で、学芸員のほか8名の外部講師の応援を得て実施した。単に名前を教えるだけにならないで、いっしょに調べる姿勢で取り組むよう留意している。
4月25日(日)春の野草かんさつ 20人
5月16日(日)アンモナイト標本をつくろう 19人
5月30日(日)電子顕微鏡で昆虫を見よう[1] 20人
7月11日(日)恐竜の歯のレプリカをつくろう 20人
8月 1日(日)植物標本の作り方・名前の調べ方 16人
8月24日(火)標本の名前を調べる会 70人
9月 5日(日)電子顕微鏡で植物を見よう[1] 14人
9月18日(土)ジグソー国旗で遊ぼう 17人
10月17日(日)秋の野草かんさつ 17人
12月 5日(日)電子顕微鏡で化石を見よう 18人
1月29日(土)ジグソー地図を作ろう 31人
1月30日(日)電子顕微鏡で昆虫を見よう[2] 34人
2月 6日(日)落ち葉の中のいきものたち[1] 20人
2月13日(日)電子顕微鏡で植物を見よう[2] 11人
3月 6日(日)落ち葉の中のいきものたち[2] 19人
3月13日(日)軸物と焼物の取りあつかいと鑑賞 中止
3月13日(日)竹で遊ぼう 20人
4月18日(日)春の吉野川に咲く花を探そう 11人
5月 9日(日)春の母川に咲く花を探そう 中止
7月18日(日)夏の吉野川に咲く花を探そう 21人
10月 3日(日)秋の吉野川に咲く花を探そう 6人
10月10日(日)秋の母川に咲く花を探そう 中止
自然の材料を使い、遊びの要素を取り入れた実習。
8月 8日(日)押し葉カルタで遊ぼう 43人
8月29日(日)葉脈標本でしおりをつくろう 37人
10月31日(日)ドングリゴマを回そう 13人
11月21日(日)リースを作ろう 35人
11月28日(日)雑草で年賀状作り 12人
土曜日の午後に、学芸員が各自の研究テーマや身近な話題について話をするシリーズ。申し込み不要・定員先着50名で実施している。
4月17日(土)銅鐸の謎にせまる 29人
6月19日(土)川環境と魚 9人
8月14日(土)蜂須賀家と茶の湯 22人
12月 4日(土)新選組隊士の手紙を読もう 27人
1月15日(土)阿波忌部とその伝承 54人
3月27日(日)わかりやすい化石学 9人
移動博物館の試みとして、学芸員が講師をつとめて館外の社会教育施設と共催で行う講座。16年度は5〜8月に阿波海南文化村で実施した。
5月23日(日)県南の歴史と文化[1] 26人
6月27日(日)県南の歴史と文化[2] 30人
7月25日(日)県南の歴史と文化[3] 36人
8月22日(日)県南の歴史と文化[4] 22人
企画展開催中に、次の展示解説等の行事を行った。
●企画展「サメの世界」展示解説
第1回:4月25日(日) 参加者 72人
第2回:5月 9日(日) 参加者 67人
●特別陳列「収蔵品展」展示解説
第1回:6月20日(日) 参加者 35人
第2回:7月18日(日) 参加者 20人
●企画展「エビとカニ」展示解説
第1回:8月15日(日) 参加者 13人
第2回:8月22日(日) 参加者 11人
第3回:8月29日(日) 参加者 15人
●企画展「石とくらし」展示解説
第1回:10月24日(日)「国会議事堂の石材」
参加者 16人
第2回:10月31日(日)「石造物」
参加者 17人
第3回:11月21日(日)「交易品としての石材」
参加者 6人
●企画展「石とくらし」関連行事
[1]徳島市中心部の地質と石材見学
10月 3日(日) 参加者 16人
[2]火打ち石・石器使用実演
11月 3日(水) 参加者 265人
[3]勾玉をつくろう 11月14日(日) 参加者47人
毎月第2・第4土曜日(祝日を除く)に、小・中・高校生を対象にクイズラリーを実施している。この行事は、常設展の活用と入館者の獲得を目的に始めたもので、参加者が展示資料に関する簡単な問題を解きながら観覧することで、新しい発見につながることを期待している。参加者全員に簡単な記念品を贈呈している。
4月10日(土) 89人(小 82・中 7・高 0)
4月24日(土) 153人(小 131・中 22・高 0)
5月 8日(土) 128人(小 116・中 10・高 2)
5月22日(土) 153人(小 151・中 2・高 0)
6月12日(土) 140人(小 128・中 12・高 0)
6月26日(土) 123人(小 119・中 4・高 0)
7月10日(土) 108人(小 103・中 5・高 0)
7月24日(土) 127人(小 125・中 2・高 0)
8月14日(土) 123人(小 115・中 6・高 2)
8月28日(土) 110人(小 107・中 3・高 0)
9月11日(土) 119人(小 117・中 1・高 1)
9月25日(土) 113人(小 110・中 3・高 0)
10月 9日(土) 89人(小 87・中 2・高 0)
10月23日(土) 117人(小 112・中 5・高 0)
11月13日(土) 122人(小 111・中 10・高 1)
11月27日(土) 128人(小 125・中 2・高 1)
12月11日(土) 123人(小 118・中 5・高 0)
12月25日(土) 70人(小 69・中 1・高 0)
1月10日(土) 71人(小 68・中 2・高 1)
1月24日(土) 88人(小 87・中 1・高 0)
2月14日(土) 122人(小 121・中 1・高 0)
2月28日(土) 94人(小 87・中 5・高 2)
3月13日(土) 109人(小 103・中 6・高 0 )
3月27日(土) 99人(小 94・中 5・高 0)
参加者合計 2,718人(小2,586・中122・高10)
●博物館こどもの日フェスティバル 5月5日(水)
小中学生を対象にクイズラリーを実施した。また,体験コーナーとして,化石の型どり・押し花でのしおりづくり・ベーゴマをまわそうを行った。クイズラリーに参加した子どもたちには記念品を贈呈した。
参加者:726人
●博物館文化の日フェスティバル 11月3日(水)
小中学生を対象にクイズラリーを実施した。また,小中学生を対象に博物館の展示資料のスケッチ大会を行い,優秀作品を表彰し,全作品を展示した。体験コーナーとして,ウツギの笛づくり・はく製や化石のタッチコーナー・土器の拓本づくりを行った。クイズラリー・スケッチ大会に参加した子どもたちには記念品を贈呈した。
参加者:803人
2.学校教育支援事業
当館では、平成12〜13年度に「博物館と学校との連携に関する研究会」を組織し、博物館と学校との連携のあり方等について模索した。それを踏まえ、14年度から学校教育支援事業として、学校の授業での博物館利用への支援、学校の授業への講師派遣(出前授業)、学校への博物館資料の貸し出し、職場体験の受け入れ等を積極的に行うことにしている。
学校にも博物館の学校教育支援事業が周知されつつあり、利用が増えてきている。
理科や社会科の授業、「総合学習」での活動と関連して、クラスやグループ単位で博物館を利用する例が増えてきた。受け入れに当たっては、展示資料だけでなく必要に応じて収蔵資料を見てもらったり、学芸員が助言するなどの支援を行った。
[1]八万南小学校 9月22日(水) 4年生123名
昔の道具調べ(担当:庄武・魚島)
[2]八万南小学校 10月28日(木) 3年生103名
文化の森探険(担当:大原ほか)
[3]八万南小学校 11月 9日(火) 3年生103名
文化の森探険(担当:大原ほか)
学校からの依頼に応じて、学校での授業に学芸員を派遣した。授業では教員と協同し、持参した博物館資料を活用するなどして、児童・生徒の理解を助けるよう工夫した。
[1]久勝小学校(阿波町) 4月20日(火)
社会科の学習「火おこし」の授業を、博物館から持参した火おこしの道具を使って教員と協同して行っ た。(講師:魚島)
[2]上八万小学校(徳島市)4月27日(火)
社会科の学習「火おこし」(講師:魚島)
[3]八万南小学校(徳島市) 5月6日(木)
社会科の学習「火おこし」(講師:魚島)
[4]富岡小学校(阿南市) 5月12日(水)
社会科の学習「火おこし」(講師:魚島)
[5]上八万小学校(徳島市) 5月24日(月)
5年生71名を対象にして,総合学習で水生動物の観察を行った。(講師:佐藤)
[6]板野南小学校(板野町)6月2日(水)
3年生35名を対象にモンシロチョウの成長と世界の昆虫の話をした。(講師:大原)
[7]海部小学校(海部町)6月10日(木)
土器づくり(総合学習)(講師:高島)
[8]八万南小学校(徳島市) 6月18日(金)
昆虫の体のつくりを説明し,世界の代表的な昆虫の標本を見ながら,昆虫の紹介を行った。(講師:大 原)
[9]八万南小学校(徳島市)7月6日(火)
園瀬川の水生昆虫の採集と観察(講師:大原)
[10]海部小学校(海部町)7月7日(水)
土器の焼成(講師:高島)
[11]北川小学校(木頭村)7月7日(水)
川魚のかんさつ(講師:佐藤)
[12]海部小学校(海部町)8月5日(木)
海部町教育委員会が実施している交流事業の一環として,勾玉づくりを行った。(講師:魚島)
[13]小松島小学校(小松島市) 9月15日(水)
3年生36名を対象に昆虫の体とくらしについて話した。(講師:大原)
[14]鴨島小学校(麻植郡) 9月28日(火)
社会科の授業として、ひいおじいさん、おじいさんの頃に使用していた生活道具の使い方と現在どうなっているかを説明した。(講師:庄武)
[15]富岡小学校(阿南市) 10月1日(金)
社会科「昔の生活道具」(講師:庄武)
[16]新町小学校 (徳島市) 10月12日(火)
6年生29名を対象に「地層と化石」についての授業を行った。(講師:辻野)
[17]横見小学校(阿南市) 11月5日(金)
6年生19名「地層と化石」(講師:中尾)
[18]木頭小学校(木頭村) 11月22日(月)
6年生11名「地層と化石」(講師:辻野)
[19]穴吹高等学校(穴吹町) 11月26日(金)
勾玉づくり(講師:魚島)
[20]上八万小学校(徳島市) 11月30日(火)
5年生73名を対象に、室内で水生昆虫の紹介と、昆虫の一般的な概要説明をした。(講師:大原)
学校の授業等で活用してもらうため、平成10年度から博物館資料の学校への貸出しを行っている。学校貸出用資料リストを学校に配布して利用を呼びかけているが、まだ利用は少ない。
貸出用資料の一層の利用促進を図るため、昨年度末に学校貸出用資料解説シートを印刷し、今年度小中学校および高校に配布した。また,来館した教職員には必要に応じて解説シートを配布し利用を勧めた。
[1]城西高校(徳島市) 4月14〜21日
貸出資料:石鏃・トロトロ石器・須恵器 36点
利用目的:日本史
[2]上勝中学校(上勝町) 5月4〜10日
貸出資料:火おこし道具 4点
利用目的:総合
[3]上勝中学校(上勝町) 6月21〜28日 33点
貸出資料:復元青銅器・石鏃・トロトロ石器
利用目的:社会科
[4]椿町中学校(阿南市) 7月3〜17日
貸出資料:徳島大空襲解説パネル他 37点
利用目的:総合
[5]和田小学校(東祖谷山村) 7月27日〜8月2日
貸出資料:火おこし道具 14点
利用目的:親子キャンプ
[6]相生中学校(相生町) 9月16日〜10月15日
貸出資料:徳島大空襲解説パネル他 37点
利用目的:総合
[7]川田西小学校(山川町) 9月20日〜10月3日
貸出資料:ナウマンゾウ化石他 8点
利用目的:理科
[8]穴吹高校(穴吹町) 9月21日〜10月12日
貸出資料:火おこし道具 8点
利用目的:日本史
[9]城西高校(徳島市) 10月13〜22日
貸出資料:火おこし道具 5点
利用目的:日本史
[10]城西高校(徳島市) 10月29日〜11月4日
貸出資料:一遍上人絵伝 1点
利用目的:日本史
[11]上八万小学校(徳島市) 11月1日〜30日
貸出資料:徳島大空襲解説パネル他 37点
利用目的:総合
[12]藍畑小学校(石井町) 11月3日
貸出資料:火おこし道具 5点
利用目的:総合
[13]津乃峰小学校(阿南市) 11月3〜26日
貸出資料:火おこし道具 3点
利用目的:総合
[14]一宮小学校(徳島市) 11月11〜22日
貸出資料:アンモナイト他 6点
利用目的:理科
[15]八万小学校(徳島市)11月15〜22日
貸出資料:三葉虫の化石他 5点
利用目的:理科
[16]川田西小学校(山川町)11月19〜27日
貸出資料:火おこし道具 2点
利用目的:総合
[17]津乃峰小学校(阿南市)12月12〜25日
貸出資料:火おこし道具 2点
利用目的:総合
中学校・高校での職場体験事業の受け入れを行い、生徒に博物館業務を体験してもらうことによって、博物館に対する認識を高めることができた。
[1]富岡東高校 7月23日 6名
キャリアリサーチ
[2]阿波高校 7月28日 2名
博物館の裏側見学、土器づくり準備、亀が岡文化のスライド鑑賞
[3]津田中学校 8月1日〜2日 3名
普及行事準備、ガイドブック用写真撮影、貝化石クリーニング、火おこし実習、植物標本の作製
[4]八万中学校 9月15〜17日 5名
貝化石クリーニング、資料の整理、植物標本の整理
(5)教員のための研修
徳島県教育委員会等からの依頼により、教員対象の研修会を当館で実施し、当館職員が指導に当たった。
[1]徳島市小学校理科部会研修会 6月17日(木)
干潟甲殻類観察(講師:田辺) 参加者40名
[2]県内公立小学校教員「やさしい理科実験・観察講座」
7月29日(木) ネイチャーゲームについて、文化の森周辺の植物採集と標本づくり(講師:茨木)
参加者24名
[3]平成16年度10年経験者研修
・8月3日(火) 参加者42名
土器づくりと縄文の話(講師:高島)
・8月4日(水) 参加者17名
古代の乳製品「蘇」をつくる(講師:長谷川)
勾玉づくり(講師:魚島)
・8月6日(金) 参加者5名
顕微鏡で見る化石(講師:中尾)
化石のクリーニング(講師:辻野)
博物館での授業、講師派遣、資料の貸出しに限らず、学校の授業やクラブ活動等で自然観察、生活体験、歴史学習等をしようとする場合、どんなことをしたらおもしろいか、どんな資料が活用できるかなどについて、学芸員が博物館での普及行事等の経験を踏まえて教員の相談に応じることにしている。
[1]徳島市立高校理数科教員1名
7月28日(火) 微化石の観察(対応:中尾)
3. 博物館友の会
個人会員(年会費 2,000円) 123人
家族会員(年会費 3,000円) 93組・336人
賛助会員(年会費 10,000円) 1 人
●役員(平成16年度)
会 長:行成正昭
副会長:和田賢次・関眞由子・両角芳郎(博物館長)
幹 事:石原 侑・徳山 豊・多田精介・樫原剛一・南部洋子・木下 覚・澤祥二朗・大杉洋子・石尾和仁
監 査:森本康滋・川下浩子
●事業
[1]博物館出版物の増刷・頒布
博物館発行の企画展図録および解説書の増刷・頒布を行った。
[2]広報活動
16年度会員に対し、博物館ニュース、企画展チラシ、月間行事案内、年間催し物案内などを送付した。また、友の会会報「アワーミュージアム」No.25〜27を発行し、会員に送付した。
[3]野外活動等
会員を対象とした行事を6行事10回実施した。
○徳島城絵図ウォーク
日 時:5月16日(日)
場 所:徳島中央公園
参加者:15人
○自然体験「お米を作ってみよう」
日 時:6月12日(土)、7月24日(土)、
8月28日(土)、11月7日(土)、12月5日(土)
場 所:小松島市新居見町
参加者:のべ33人
○一泊研修会 「戦国武将蜂須賀氏のふるさとを訪ねて」
日 時:9月11日(土)〜9月12日(日)
場 所:愛知県江南市,美和町他
参加者:37人
○八万の昔を探ろう
日 時:10月17日(日)
場 所:八万町
参加者:10人
○日帰り研修会「晩秋のかやぶきの里を訪ねて」
日 時:11月28日(日)
場 所:京都府美山町
参加者:41人
○和三盆糖製造見学と藍染め体験
日 時:1月22日(土)
場 所:上板町
参加者:29人
※8月1日(日)に予定されていた「地引き網体験」は台風接近により中止した。
■博物館ニュース
館の広報誌で、内容は、学芸員の研究の一端を紹介する"Culture Club"、館蔵品紹介、野外博物館、企画展案内、情報ボックス、レファレンスQ&A、普及行事の案内と記録などから構成されている。A4判・8ページ(全ページカラー)で6,000部を印刷している。
平成16年度には次の4号を発行した。また、当館ホームページでも公開している。
●No.55(2004年6月15日発行)
Culture Club 「新町橋渡初図」の下図
企画展 「エビとカニ」
特別陳列「収蔵品展─人文コレクション─」
情報ボックス 最近の昆虫の話題─地球は温かくなったのか?
レファレンスQ&A モモ?それともスモモ?
●No.56(2004年9月17日発行)
Culture Club 上八万盆地の園瀬川の古流路
館蔵品紹介 もう一つの細川成之画像
企画展 「石とくらし」
速報 田んぼの魚道
レファレンスQ&A 勝浦川の上流で採集した石は化石ですか?
●No.57(2004年12月1日発行)
Culture Club ムスタン〜風の谷へ花々を求めて〜
館蔵品紹介 徳島藩大森羽田出陣絵巻
速報 アゼオトギリの群落発見
情報ボックス 博物館と学校の連携
レファレンスQ&A どうやって虫の害を防いでいるの?
●No.58(2005年3月25日発行)
Culture Club 写された島のくらし〜出羽島の写真
企画展 「縄文の美─亀が岡文化の世界─」
館蔵品紹介1 手押しの一輪車
館蔵品紹介2 アサリから真珠!
レファレンスQ&A 徳島市にある忌部神社の由来を教えて下さい
●年間催し物案内
1年間の普及行事予定を掲載したB4判4つ折のリーフレット。14万部印刷し、県内の小・中・高校生及び教職員全員に配布した。また、博物館ニュースとともに発送するほか、展示室入り口に置いて来館者に自由にとってもらったり、普及行事の参加者に配布したりしている。
●月間催し物案内
各月の普及行事の実施要領、申し込み方法等の案内を印刷したB4のビラ。報道関係機関等に配布するほか、来館者にも提供している。
●博物館引率の手引き
学校の遠足などの利用に役立つよう、博物館の入館案内、見学に当たっての留意点、観覧料減免申請手続きなどについて説明した印刷物。年度初めに県内各学校に送付している。
●博物館の学校支援事業案内
博物館が行っている学校への支援事業を、内容別に紹介したパンフレットを作製し、各学校へ送付した。