1.組織・職員
(1)組織図(平成18年5月1日現在)
(2)職員名簿(平成18年5月1 日現在)
館 長 両角 芳郎
副館長 吉田 廣
副館長兼自然課長 大原 賢二
<普及課>
普及課長(吉田副館長の兼務)
係 長 幸坂 敏行
事務主任 鈴木 康司
臨時補助員 吉田 英司
文化推進員 市原 孝枝
受付案内員 尾崎 敏美
〃 河野 怜子
〃 石山 昌代
<自然課>
自然課長(大原副館長(動物)の兼務)
専門学芸員 佐藤 陽一(動物 )
主任学芸員 小川 誠(植物)
〃 中尾 賢一(地学)
学 芸 員 茨木 靖(植物)
〃 辻野 泰之(地学)
臨時補助員 田代 優秋
文化推進員 武田 佳子
〃 廣澤 祥子
<人文課>
人文課長 高島 芳弘(考古)
主任学芸員 大橋 俊雄(美術工芸)
〃 長谷川賢二(歴史)
〃 魚島 純一(考古・保存科学)
〃 庄武 憲子(民俗)
学 芸 員 磯本 宏紀(民俗)
臨時補助員 佐藤 麻衣
文化推進員 尾方めぐみ
〃 坂島美津子
(3)人事異動
退職:田邊 力・主任学芸員、平成17年12月31日付退職、熊本大学教育学部へ
山川 浩實・人文課長、平成18年3月31日付定年退職
<平成18年4月1日付異動、カッコ内は前職)
転出:森口 正一・主幹兼総務課長、教育委員会事務局福利厚生課主幹へ
川田 純子・事務主任、21世紀館事務主任へ
古東 謙司・主事、小松島中教諭へ
転入:鈴木 康司・普及課事務主任(小松島中教諭)
昇格:高島 芳弘・人文課長(専門学芸員)
(4)平成17年度非常勤・臨時職員
●臨時補助員
宮城 佳代(平成17.4.1〜18.3.31)
市原 孝枝(平成17.4.1〜18.3.31)
埴渕 裕子(平成17.4.1〜18.3.31)
●文化推進員(非常勤特別職)
新居 京(平成15.4.1〜18.3.31)
武田 佳子(平成17.4.1〜 )
尾方めぐみ(平成17.4.1〜 )
坂島美津子(平成17.4.1〜 )
廣澤 祥子(平成17.5.1〜 )
●受付案内員(非常勤特別職)
鈴木 真弓(平成15.4.1〜18.3.31)
北西 奈々(平成15.4.1〜18.3.14)
飯沼 美喜(平成15.5.1〜 )
尾崎 敏美(平成15.11.1〜 )
河野 怜子(平成16.4.1〜 )
石山 昌代(平成16.9.1〜 )
古東 由加(平成17.2.1〜18.2.18)
福島 千晶(平成17.2.1〜18.3.31)
2.予算
2月現計予算額(2月補正後の予算額)を上表に示す。
3.博物館協議会
徳島県立博物館協議会は、博物館の運営に関し館長の諮問に応ずるとともに、館長に対して意見を述べる機関で、博物館法及び徳島県文化の森総合公園文化施設条例の規定に基づき設置されている。
17年度は協議会を1回開催した。
●17年度博物館協議会
日時:平成17年8月19日(木)13:30〜16:00
会場:博物館講座室
議事
(1)平成16年度事業の実施状況について
(2)平成17年度予算及び事業概要について
(3)その他
●徳島県立博物館協議会委員名簿
(平成18年3月31日現在)
区 分
|
氏 名
|
役 職 等
|
学校教育 |
野崎 知子 |
県小学校教育研究会理科部副会長
伊沢小学校校長 |
藤田 憲夫 |
県中学校校社会科教育研究会会長
貞光中学校校長 |
計盛眞一朗 |
県高等学校教育研究会地歴学会副会長
勝浦高等学校教頭 |
社会教育 |
澤田 英敏 |
徳島市立徳島城博物館館長 |
一山 典 |
徳島市考古資料館館長 |
大石 雅章(副会長) |
鳴門教育大学教授 |
学識経験 |
中村 昌宏(会長) |
徳島文理大学教授 |
佐野佳代子 |
四国放送報道制作局美術部部長代理 |
友滝 洋子 |
藍住町国際交流協会会長 |
田中 育代 |
車いすテニスサークル「フィフティー・ラブ」選手 |
4. 県民参加の仕組みづくり、博物館運営支援組織のあり方等の検討
(1)ボランティア企画型行事の実施
普及関係の所でも紹介したが、より新しい視点からの博物館の利用促進を図るための試みとして、県民参加による常設展示室を使った企画事業を進めることになり、9月23日(秋分の日)と11月3日(文化の日)に常設展示室内でイベントを開催することを目標にして、博物館職員といっしょにイベントの企画運営に携わるボランティアを公募し、活動を行った。
応募者は13名で、5月から8月にかけて月2回程度の会合を持ち、ボランティアスタッフを中心に企画案の創出から、企画の決定、企画に必要な道具の準備、作成、広報など一連の作業を進め、下記のイベントを開催した。
ボランティア参加者からは、活動を通して博物館をより深く知ることができたことや、自身の特技を活かしたイベントを開催できて楽しめたなど、おおむね好評の意見を得た。今後、今回の成果を継承・発展していくための取り組みを考える予定である。
●博物館Vキングー博物館ボランティアスタッフが贈る秋の博物館まつりー
日時:平成17年9月23日(金)秋分の日
9:30〜16:00
場所:博物館常設展示室・博物館実習室
内容:楽しい館☆ものしりクイズ
和歌(うた)で詠む博物館
木と葉で昆虫づくり
変身!!古代へタイムシリップ
食べてみませんか?古代の食事
あなたも化石発掘名人
海藻おしばをつくろう
参加者:886名
●文化の日フェスティバル 博物館Vキング
ー博物館とボランティアスタッフが贈る秋まつり 第2弾ー
日時:平成17年11月3日(木)文化の日
9:30〜16:30
場所:博物館常設展示室・博物館実習室
内容:楽しい館☆ものしりクイズ
和歌(うた)で詠む博物館
フルカラーLEDで貝のアクセサリーをつくろう(阿南工業高等専門学校協賛)
変身!!古代へタイムスリップ
食べてみませんか?ドングリクッキー
あなたも化石発掘名人
レプリカ作りと拓本どり
スケッチ大会
参加者:1,237名
(2)昆虫パラタクソノミスト養成講座
生物分類学や生物多様性研究、環境調査、環境教育等の分野で・自然史系の学術標本・サンプルを正しく同定し、整理する能力を有する者で博物館や環境調査・教育において必要とされる人材「準自然分類学者(=パラタクソノミスト)」が求められる機会が多くなっている。北海道大学では文部科学省21世紀COEプログラム事業(卓越した拠点づくり)の一環として、平成15年度から各種の「準自然分類学者(=パラタクソノミスト)養成講座」を開催している。こうした講座の受講については徳島県技術士会等からも要望があったように、大学に自然史系を持たない県内ではいろいろな分野で、かなり需要があると考えられる。そこで、この講座を北海道大学総合博物館と連携して徳島でのサテライト講座の実施検討を行った。
その結果、北海道大学の了解を得て17年度に開催することが許され、9月に昆虫分野での講座を実施した。
講座名:昆虫パラタクソノミスト養成講座(初級)
主催: 徳島県立博物館・北海道大学総合博物館
日時: 平成17年9月17日(土)〜18(日)
場所: 博物館実習室・文化の森総合公園
内容: ・昆虫類の採集方法と基本的な標本作製技術の修得をめざす。
・目(order)までの同定ができるように昆虫分類の基礎の修得をめざす。
対象: 一般・学生(高校生以上)で、昆虫類の標本作製や分類等に関心があり、2日間とも受講できる者。
参加者:18名
5.平成17年度文化庁芸術拠点形成事業「元気な博物館づくりプロジェクト」の実施
平成17年度文化庁芸術拠点形成事業として申請していた「元気な博物館づくりプロジェクトー親しまれる博物館を目指す評価手法の開発ー」が採択された。このプロジェクトは、当館で取り組んでいる中期活動目標にもとづく自己点検・評価に加えて、利用者の視線を付加させた博物館評価の手法を開発することで、多くの人に親しまれる文化・学習拠点としての博物館を実体化させるための道筋を考えることを目的としたものである。
申請に先立って鳴門教育大学・徳島文理大学・県立近代美術館・県立文書館と連携して「元気な博物館づくりプロジェクト実行委員会」を設立しており、そこを実施主体として取り組んだ。また、県内の学芸員等による自主研究団体である徳島博物館研究会とも連携した。
事業内容は次のとおりである(実施期間:8月1日〜3月15日)。
●アンケート調査の実施
博物館が県民の生涯にわたる学習プロセスの中にどのような位置を占めているのかということを探ることで、博物館の社会的役割の現状把握を試み、博物館利用の質的な意義を明らかにしようとして実施した。当館を含む文化の森内、高校・大学、近隣の博物館等で調査を行い、徳島県内在住者からの1,358件の回答を分析対象とした。その結果、利用者像が明確になるとともに、多くの情報(例えば、幼少期の博物館利用の重要性がうかがえることなど)が得られた。
●シンポジウムの開催
上記のアンケート調査の結果を公にするとともに、今後の当館のあり方について検討する場としてシンポジウムを開催した。
日時:3月5日(日) 13:30〜16:45
会場:文化の森・21世紀館イベントホール
内容:テーマ「博物館と地域のこれからを考える」
趣旨説明 両角 芳郎(実行委員会会長・館長)
アンケート調査から見た博物館の意義と課題 長谷川賢二(実行委員・当館主任学芸員)
市民の拠点としての博物館に求められるもの 山本 準(実行委員会副会長・鳴門教育大学教授)
若者と博物館 中村 昌宏(実行委員会副会長・徳島文理大学教授)
複合文化施設の可能性 仲田 耕三(実行委員・県立近代美術館専門学芸員)
パネルディスカッション
コーディネーター 大石 雅章(実行委員・鳴門教育大学教授)
コメンテーター 松下 師一(徳島博物館研究会代表・松茂町歴史民俗資料館主査兼主任学芸員)
参加者:60名
●報告書の刊行
上記の調査やシンポジウムの内容をまとめた冊子を刊行した。
体裁:A4判、150ページ
構成:序?元気な博物館づくりへの道
第1章 元気な博物館づくりプロジェクトの経過
第2章 アンケート調査から見た徳島県立博物館の意義と課題
第3章 博物館と地域のこれからを考える
参考資料 徳島県立博物館の中期活動目標と自己点検・評価
発行部数:1,000冊
6.視察等博物館関係来訪者
5月26日 JICA青年招聘事業(フィリピン教育代表団)一行 33名
5月31日 JICA青年招聘事業(東南アジア諸国教育関係者)一行 23名
6月3日 鳥居龍蔵を考える会 鳥居貞義氏ほか2名
7月10日 NPO法人四国自然史科学研究センター一行 7名
7月25日 京都大学大学院理学研究科教員および北京大学教官・学生 一行 16名
11月16日 徳島大学総合科学部長 和田 眞氏ほか3名
12月14日 文化庁文化財部記念物課文化財調査官 清野孝之氏
1月23日 東京人権啓発企業連絡会関係者 3名
1月24日 八尾市人権協会 笠原秀己氏
1月25日 福岡県人権啓発情報センター 松尾正美氏
1月27日 神戸大学教授 高橋昌明氏
2月23日 東京女子大学教授 水藤 真氏
3月2日 鹿児島県立博物館学芸主事 中峯浩司氏
3月5日 衆議院議員 後藤田正純氏
3月29日 国立歴史民俗博物館助手 上野祥史氏
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