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文化の森の植物観察 目次

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 文化の森にはシイの林がありますが,そこにはカナメモチが生えています.この木は5〜6月頃に白い花を咲かせます.この木は文化の森の駐車場のまわりに植えられて,真っ赤な新芽が春に訪れる人の目を楽しませてくれます(8p.参照).
 川原や林縁では,ノイバラが鋭いトゲのついたつるを伸ばしています.この植物は,春の終わり頃から夏にかけて咲くバラ科の植物で,花はきれいでよい香りがします.栽培されているバラの中にも,このノイバラをかけあわせて作られたものがあります.この植物は,ねばねばした液を出す腺毛という毛が多いものや,花びらの色が赤みを帯びるものなど,変化に富んでいます.このノイバラの花にはたくさんの虫が来ていますが,どんなものが来て何をしているのか観察してみましょう.