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日当たりの良い草地に生える一年草. 一般の方から,近所に生えていると教えていただきました.現地は日当たりの良い草地となっていて,地元の人がよく草刈りなどの手入れをしてくれています. コナミキは日当たりの良い比較的乾いた場所に生育しますが,そうした場所にはほかの草もたくさん生えます.背丈がせいぜい30cmくらいなので,ほかの草の下になると日当たりが悪くなり枯れてしまいます.草刈りされることによって適度な日当たりが保たれるので残っているのでしょう.このように絶滅危惧種の多くが人の活動の中で生育しているので,その活動をやめてしまったら生きて行けません. おそらくコナミキもこの場所の近くにもあったのでしょうが,そうした日当たりの良い場所が持続しなかったためにそこにしか残っていないのでしょう. |
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