夏休みの自由研究のヒント
竹で紙をつくろう
身の回りに生えている多くの植物で紙を作ることができます.竹を使って火を使わない方法で,紙を作ってみましょう.木の場合は皮を剥いて,その皮を細かく切って使います(芯の部分は堅すぎるので使わない).
- まだ今年芽が伸びたもので堅くなっていない竹の茎を剪定ばさみで1cmくらいに細かく切る.
- 約10%の重曹の液に細かく切った竹を入れて蓋をして、日当たりの良い屋外で2〜3週間放置する
- 一部を取り出して水荒いし,手でつぶれるようだったら4へ,堅いようだったらもうしばらく放置する.どうしても急ぐ場合はぐつぐつ煮て柔らかくする.
- 全体を取り出しよく水洗いする.その際ざるに布をしいて,繊維が流れないようにする.
- 一部を取り出し布でくるんで,水を絞り,木槌でたたき細かくする.
- よく絞り、漂白剤(ハイターやブリーチなどアルカリ性のもの)の原液を入れて1昼夜、漂白する。
- 繊維が細かくばらばらになったら,十分水洗いする.
- 繊維をミキサーやペットボトルに入れ,多めの水と少量の洗濯糊を加えてよくかき混ぜる.
- 紙漉枠に繊維を流し込んで薄く広げて紙を漉く.失敗した場合は7に戻る.
- できた紙に重しを乗せて乾燥させる.
刃物を使ったり木槌を使ったりする場合は注意して怪我をしないようにしましょう.また,薬品や汁が目にはいらないようにしましょう.
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