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上の2枚はサトイモの葉を柄ごと紙にしたものです.2つの違いは,煮る際に使った液で,左は水酸化ナトリウムで右は灰汁です.灰汁の方は繊維が完全にばらばらになっていないのがわかります.灰汁で似て良い繊維を取り出すためには,煮た繊維をよくたたいて細かくすることが必要です.
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上の2枚はイヌビワの皮を紙にしたものです.左は水酸化ナトリウムで煮てばらばらにした繊維を,漂白剤で一晩処理したものです.右は,灰汁で煮て,皮を木槌でたたいて繊維をバラバラにして,紙にしたものです.どちらがきれいな紙かは一目瞭然ですね.
強い薬品を使い繊維をばらばらにし,強力な漂白剤を使えばできれいな紙を簡単に作ることができます.しかし,それは,人に対しても優しくないし,廃液の処理で水を汚すことにつながります. |
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