ウツギは垣根に使われたり,山に生えている低木で徳島であれば近くの山にいけばたいてい手に入ります.茎の中央に穴が空いているので,空木(うつぎ)と呼ばれています.その穴を利用して笛を作ります.ウツギの茎さえあれば,カッター一つで作ることができます.
2002年2月24日,広島で開催された「瀬戸内の自然_自然史博物館で学ぶあなたの町の自然」で実演を行いました.
同時に開催されたシンポジウムの内容です.
徳島県立博物館からはみどりの工作隊の体験コーナを出展し,「押し葉カルタ」と「うつぎの笛つくり」を実演しました.左はそのブースの様子です.
他にもいっぱい展示していますので,地味なコーナかと思われましたが,意外?にもたくさんの方々が訪れて笛をつくりました.
子供にも大人気です.
大人にも大人気で,子供より熱心に作り方を教わっていました.また,昔作った経験があったかたもおられ,ご家族にむかしとった杵柄を披露され,和気藹々と楽しい時間を過ごされておられました.
講師は両角館長で,ちゃっかり私(小川)も作りかたを習って,別のイベントの時のねたにとっておきました.
完成品です.構造はシンプルで簡単に作ることができますが,面白い音がなります.