タンポポ調査2010・西日本の調査用紙の記入の方法 3


タンポポの種類の記入

※の印の項目は記入しなくてかまいません。事務局で判断します。

さて、ここでは総苞外片(そうほうがいへん)という少し聞き慣れない言葉が出てきました。タンポポに限らず、キク科の植物は、一見花に見える部分は小さな花の集まりで頭花(頭状花)と呼ばれます。普通の植物ですと花びらの外側に萼(がく)がありますが、キク科では頭花のわまりには総苞があります。タンポポではその外側の形が区別するのに役に立ちます。

また、それ以外の特徴として外来種であれば実の色の違いがあります。下の図が色を比較したものですが、アカミタンポポの方が実の色が赤いことがわかります。

さらにそれ以外に花びら(舌状花弁)の色が違う場合があります。シロバナタンポポやキビシロタンポポは白い花を咲かせますが、中心部は黄色みを帯びていたり、黄色みの強い個体があります。迷うようでしたら、色の状態を書き込んでおいてください。最終的には事務局の方で判断します。

シロバナタンポポ


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