西日本のタンポポの分類と分布(タンポポの種類と見分け方)タンポポについては変異が大きく、分類が学者により違い、これからの研究課題も山積していますがタンポポ調査・西日本2010では下のようにタンポポを分類しました。
※変異があるのですべてがこのとおりではない。 西日本産タンポポの検索表
1.花は白〜うすいクリーム色 [白花型在来種(倍数体)]
2.総苞外片は開出。明瞭な角状突起がある。痩果は茶褐色・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シロバナタンポポ
2.総苞外片は圧着し、角状突起がほとんどない。痩果は黒褐色・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キビシロタンポポ
1.花は黄色
2.総苞外片は圧着からやや開出
3.花粉の大きさと形は一定 [在来種(二倍体)]
4.総苞は長さ12-15mm、総苞外片は総苞の1/2以下。角状突起はあっても1mm程度・・・・・・・・・・・・カンサイタンポポ
4.総苞は長さ15-20mm、総苞外片は総苞の1/2以上の長さ
5.総苞外片は総苞の1/2から2/3長程度で、幅は広い(広卵形〜広披針形)
6.総苞外片は総苞の1/2長程度で、広披針形、時に角状突起がある・・・・・・・・・・・・・・・セイタカタンポポ
6.総苞外片は総苞の2/3長程度で、広卵形、角状突起はない・・・・・・・・・・・・・・・・・・シナノタンポポ
5.総苞外片は総苞の2/3以上の長さで、細長い(広披針形〜線状披針形)
6.角状突起はあっても長さ1mm程度・・・・・・・・・・・・・オキタンポポ
3.花粉の大きさがバラバラ [黄花型在来種(倍数体)]
4.総苞は長さ12-15mm程度と小さい
5.総苞外片は細長く(披針形〜広披針形)、明瞭な角状突起があり、総苞の2/3以上の長さになる・・・・モウコタンポポ
5.総苞外片はやや幅が広く(狭卵形)、長さは総苞の1/2程度。角状突起はわずかである・・・・・・・・ツクシタンポポ
4.総苞は長さ15-20mm程度と大きい
5.総苞外片は総苞の1/2より長く、細長い(広披針形〜線状披針形)
6.総苞外片の角状突起は2mm以上・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ケンサキタンポポ
6.総苞外片の角状突起はあっても1mm以下・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヤマザトタンポポ
5.総苞外片は総苞の1/2長以下で卵形〜広披針形
6.総苞外片は卵形
7.中央がやや隆起し、総苞下部が膨らんでいる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クシバタンポポ
7.頭花は時に直径5cm以上。総苞外片中央の隆起がきわめて明瞭・・・・・・・・・・・オオクシバタンポポ(仮称)
6.総苞外片は広披針形、隆起はほとんどなく、わずかに角状突起がある。開花後に大きく開出、時に反曲することがある
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロクアイタンポポ(仮称)
2.総苞外片は下向き〜反り返る [外来種と雑種]
3.痩果は茶褐色・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・セイヨウタンポポとその雑種
3.痩果は赤褐色・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アカミタンポポとその雑種
参考資料:タンポポの見分け方 Copyright(C) 2011 The Executive Committee of Dandelions Survey 2010 in West Japan, All Rights Reserved. |