ツルギカンギク
Dendranthema indicum var.
turugisanense
キク科 その名のとおり剣山で最初に見つかり,剣山では1700m付近の石灰岩地に生育している.西日本,朝鮮,中国,台湾に分布するシマカンギクの変種とされている.ツルギカンギクは葉の切れ込みが大きく,鋸歯がとがり,総苞片数などの点でシマカンギクと異なっている.徳島県にはツルギカンギクより標高の低い地域にシマカンギクが分布しているようであるが,形態変異が大きく,ツルギカンギクとの中間型もあり,分類学的な再検討が必要である.
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