エクセルで分布図を描く


2.エクセルで下絵を配置する

エクセルで新しいワークシートを表示します.
図が大きすぎる場合は図をダブルクリックしてサイズを調整してください.

3.エクセルで散布図を作成する

 経緯度のデータを用いて散布図を作成します.サンプルファイルの分布図.xlsにはカンサイタンポポの実際のデータが入っています.右の図の緑のセルの北緯・東経というのがそれです.この場合33.41というのは北緯33度41分のことです.散布図を書く場合は経緯度の単位を10進法に直さなければなりません.それが右の黄色のセルになります.度分表記の場合の10進へのエクセルの変換式はたとえば
 =INT(変換するセル)+((変換するセル-INT(変換するセル))*100/60)
になります.今回の場合は東経が横軸,北緯が縦軸になりますので,その順番もついてに変えてあります.
 測地系については,処理のなかで世界測地系と日本測地系が混在せず統一されておればOKです.
 もう一つ大事なことは,下絵の地図で場所がはっきりする点の緯度経度を,図の位置合わせ用として4〜5点入れておいてください.この点は離れた位置にあるのが望ましいです.
10進数に変換した方の北緯東経のセルを選択し,挿入→グラフを選択します.グラフウィザードが立ち上がりますので散布図を選んでください.
右のようなグラフができあがります.グラフはデフォルトでは下の図が透過されていませんので,グラフの背景をダブルクリックしたり,線をダブるクリックして下の図が見えるようにしてください.
グラフをいろいろダブルクリックすると右のようなダイアログが出ますので,透明を100%にすると透過して下の地図が見えるようになります.
透過を設定すると右のようになります.わかりやすくするために右の図ではグラフエリアを薄く着色しています.

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