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文化の森は,徳島市の中心部から車で約15分のところにありますが,まわりにはまだ田畑が多く,公園内には林が,前を園瀬川が流れていて,いろいろな環境で植物観察をすることができます.ここには徳島県立博物館をはじめ,図書館や近代美術館,文書館,21世紀館などの県の施設があります.
1988年に行われた文化の森の植物の調査では,400種類を越える植物が記録されています.それから10年以上たっていて,新たに見つかったり,植えられたりした植物もあるので,文化の森に生えている植物の数はそれ以上になります.
文化の森で植物観察をする時は,大きくわけて次の3つのコースをお勧めします.一つは文書館の裏から県民の森を通り,展望広場へ行ったり,「上の道」を通って博物館の裏に抜ける雑木林観察コースです.コナラやクヌギの林を抜けるので,春はスミレのなかまやキランソウなどの野草が見られます.