市民参加型調査を行った場合はできるだけ早くわかっている部分だけでもその結果を公開すると参加者も喜ぶし、調査企画者もそれにより調査が十分でなかった地域の情報が集まったりとメリットがある。特に分布調査の際の分布図公開は有効である。
分布図の書き方は分布図の自動作成法で紹介しているが、下絵の地図に分布の点を描ければよい。最近では、GooleMapのように任意の点や線が描けるホームページ上での地図サービスが現れた。このようなサービスを使えば、分布図を調査者間で共有することが可能である。
多くの地図サービスではxmlやhtmlのようなテキストファイル形式を活用しているので、データベースや表計算などのデータ管理ソフト側でその形式に整えることができなくても、いったんテキストファイル形式に書き出して、別のソフトで加工することができる。たとえば、電子国土ではCSV形式に書き出された経緯度など位置情報を含むテキストファイルを元に分布図を描くことができるツールが提供されている。
下記では電子国土などのいくつかの例を示す。