タンポポ調査・西日本2020が始まります。

 2019年と2020年の春にタンポポ調査・西日本2020が開催されます。
 徳島県でも2010、2015の調査に引き続き、調査を行います。果たして、この10年間でどのように環境が変化したのかタンポポから見てみましょう。誰でも参加できる市民参加型調査ですのでふるってご参加下さい。徳島県のの情報については、当館のページで順次公開していく予定です。

詳しくはタンポポ調査・西日本2020のページで 

 皆さんのご協力をいただいたタンポポ調査・西日本2015の調査は終了し、調査結果をまとめました。それについて、西日本全体で3月20日に報告会を開催しました。これに合わせて、調査報告書結果のカラーチラシが作成しましたので、ホームページでもご覧いただけます。
 続いて、下記のように徳島県でも講座および展示、展示解説を開催しました。

徳島県のチラシ 
マスコミ提供資料 


調査結果の展示 部門展示「みんなで調べた西日本のタンポポ」

 タンポポの種類を調べると、身近な自然環境がわかるといわれています。
 今回の展示では、2014年と2015年の2年間にわたり、広い範囲でタンポポを調査した、「タンポポ調査・西日本2015」の結果について報告・紹介します。5年前に行った前回の調査では、環境のよいところに多いといわれる在来種の割合が、調査した19府県中、徳島県が一番高いという結果が出ました。今回の調査では、どうだったのでしょうか?

○会 期:3月23日(水)~5月29日(日) 月曜休館
○会 場:県立博物館 2階常設展示室内部門展示室
○料 金:一般200円、高校・大学生100円、小・中学生50円
※ 祝日は無料
※ 高校生以下は、土・日・祝日無料
※ 遠足、校外学習等、学校教育による利用は無料
※ 障がい者及び介助者1名、高齢者(65歳以上)は無料(証明できるものを提示)
※ 20名以上の団体は2割引

タンポポ展の様子

タンポポ調査・西日本2015結果展の様子
押し葉標本、アクリル封入標本、レプリカや図表を使ってわかりやすく展示しています。


☆展示解説

○期日 3月27日(日)
○時間 14:30~15:00
○会場 部門展示室(2階)
○講師 小川 誠(博物館学芸員)
○備考 観覧料必要、申し込み不要


調査結果の報告 ミュージアムトーク「みんなで調べた西日本のタンポポ」

 タンポポ調査・西日本2015の結果について、スライドをご覧いただきながらわかりやすく説明します。

 ○日  時  3月27日(日)13:30~14:20
 ○場  所  博物館講座室
 ○講  師  小川 誠(博物館学芸員)
 ○対  象  小学生から一般(小学生は保護者同伴)
 ○定  員  50名
 ※申し込みは必要ありません(直接会場へおこしください)。

 引き続いて14:30~15:00 まで、展示解説を行います。 


2015年の調査が終わりました

皆さんのご協力をいただき、5月31日をもって調査は終了しました。
これから調査用紙を入力して、データを解析していきます。お手元にある調査用紙は6月10日までに、博物館にお届けください。


2015年の調査が始まります

2015年3月1日~5月31日までの間、2015年の調査が行われます。2015年ではできるだけ空白地帯がないように、まんべんなく調査できていることが望まれます。さらに、この調査は最終的に、外来種と在来種の割合を計算します。そのために、1メッシュあたり5個のデータ(調査用紙)を集めることを目標にしています。どのメッシュが何点のデータが集まったかをホームページの方に掲載していますが、まだまだ、目標に達していないメッシュがほとんどです。タンポポを見かけたら採集して送っていただけると助かります。
 ・調査方法
 ・参加呼びかけチラシ(PDF形式)
 ・調査用紙  調査用紙部分のみ(PDF形式)
  ※調査用紙は博物館で配布しています。また、昨年のものを使うことができます。

【今後の予定】
2015年
  3月1日~5月31日 調査期間(データの送付締切:6月10日)
  3月3日~5月31日 トピック展示「タンポポ調査が始まります」
  4月~8月     博物館によるデータ処理作業とデータ入力作業
  9~12月     西日本全体で調査結果をまとめる
2016年3月      西日本全体の報告書の出版・報告会の開催
   3月      博物館での展示「みんなで調べた西日本のタンポポ」、報告会


2014年の調査結果がまとまりました

 徳島県では2466枚の調査用紙が集まりました(前回同時期は1172枚)。参加者数は約450名(前回同時期は100名)。子供から大人まで、たくさんの人の協力がありました。お礼を申し上げます。
徳島県の調査状況については下記のページでご覧いただけます。
 ・2014年調査でのメッシュごとのサンプル数
 ・印刷して使える地図(OpenStreetMapを使用) 

※分布図等はタンポポ調査・西日本のホームページや2014年調査結果カラーチラシA3版(PDF形式)A4版(PDF形式)で公開しています。


ミニ展示を開催します(2015年3月3日~5月31日)


展示は終了しました。

 徳島県立博物館ではタンポポ調査にあわせてミニ展示(トピック展示「タンポポ調査が始まります」)を行います。
「タンポポ調査・西日本2015」の2014年調査結果を紹介し、これまでに明らかになったタンポポ分布等を紹介します。特に、四国で初めて見つかったモウコタンポポの標本(香川県産)を展示しています。

展示期間:2015年3月3日(火)~5月31日(日)
会  場:県立博物館2階 常設展示室
開館時間:9:30~17:00
休 館 日:毎週月曜日 ただし、5/4開館、5/7休館
備  考:常設展観覧料が必要。


2014年の調査が終わりました

 みなさまの協力のおかげで5月末で2014年の調査が終わりました。送っていただいた用紙の中には現場の写真をつけていただいたり、詳細なレポートを書いていただいたのもあり、とても熱心に協力していただきました。この場を借りてお礼申し上げます。調査用紙は6月10日までにお送りいただければ今年度の結果に反映できます。それを過ぎても調査用紙は受け付けておりますが、お早めにおおくりください。
   調査用紙は次の三段階の作業を経てデータとして整理されます。
第一段階:封筒に入った調査用紙を分けて、頭花を入れた封筒やタネを調査用紙に貼り付ける。
第二段階:調査用紙のデータを入力する。
第三段階:花粉を検鏡し同定を行い、その結果のデータを入力する。


郵便で届いた調査用紙(左)、第一段階目の整理を終えてまとめられた調査用紙(右)


調査用紙の裏には花を入れた封筒を添付(左)、中には調査時の写真を同封してくれた方もいる(右)


40枚の調査用紙がまとめて入れられた大きな袋(左)、段ボール箱につめられて第二段階の処理を待つ調査用紙(右)

 この後、第二段階ではみなさんの書いていただいた地図を元に緯度・経度を入力したり、生育環境などをデータベースに登録していく作業があります。第二段階も大変なのですが、さらに第三段階では、一つ一つ花粉を調べてタンポポの種類を同定します。
 今後の予定としては6月14日にスタッフ会議兼サンプル検討会が開催され、同定の問題点を話し合います。9月には第三段階までの処理を終えて、数回のスタッフ会議を経て、2014年の調査結果の概要をまとめ、2015年の調査方法について検討します。 調査の整理や結果の解析などに時間がかかりますが、メーリングリストやちらしなどを通じて調査にご協力いただいた皆様にはできるだけ成果をお伝えしたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

ごあいさつ

 タンポポは私たちにとって身近な植物の一つです。しかし、そのタンポポにはたくさんの謎があります。その一つに徳島県ではいったい何種類のタンポポがはえているのかというのがあります。
 2009年から2010年にかけて県民の皆様のご協力を仰ぎ、徳島県のタンポポの分布を調べました。そして、500名を越える県民の皆様の参加を得て、7000点を超えるサンプルが集まりました。その結果、徳島県ではカンサイタンポポ、シロバナタンポポ、クシバタンポポ、セイヨウタンポポ、アカミタンポポの5種が見つかりました。特にクシバタンポポは徳島県の絶滅危惧種ですが、その分布の詳細が明らかになりました(「タンポポ調査・西日本2010」の調査の模様についてはみんなで調べた徳島県のタンポポをご覧ください)。
 また、カンサイタンポポなどの在来種は、都市化していない場所に多いと言われており、在来種の割合が西日本で一番高いこともわかりました。
 このたび、前回の調査から5年後の「タンポポ調査・西日本2015」の調査を行うことになりました。前回同様いろいろな方々の協力を仰ぎながら調査を進めていきますので、ぜひともご協力ください。

調査呼びかけのちらし  

調査の特徴

誰でも気軽に参加できます。
いろいろな発見があります。
調査はすごく簡単。
みなさんの力で分布図ができます。
学術的にも価値の高い調査です。

調査期間

  2014年度調査:2014年3月1日~2014年5月31日
  2015年度調査:2015年3月1日~2015年5月31日
  ※調査用紙とタンポポの花は、それぞれの年の6月10日までに各府県の事務局にお送り
   ください。

調査範囲

  福井、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀の19府県
調査はこの19府県で協力して行います。
タンポポ調査・西日本2015のページ

調査の参加方法

  ① 花の咲いたタンポポを見つける
  ② 調査用紙に必要事項を記入(調査用紙のダウンロード
  ③ タンポポの花を採って、テッシュで包む
  ④ タネがあれば調査用紙にセロテープで貼り付ける
  ⑤ 調査用紙とタンポポの花を事務局(徳島県立博物館)に送る
※詳しい調査方法については左の欄の調査方法(一般向け)をクリック!



最新情報&更新情報

2015.2.28 2015年調査呼びかけのちらしを公開しました

2014.2.14 2014年調査呼びかけのちらしを公開しました

2014.1.15 ページを公開しました