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概要

 徳島県勝浦町には、恐竜の骨や歯の化石を含む地層としては、国内最古級(白亜紀前期:約1億3000万年)の地層が分布しています。1994年(平成6年)に勝浦町から四国初となる恐竜化石(鳥脚類イグアノドン類の歯)が発見されました。その後長らく、恐竜化石の発見はありませんでしたが、2016年(平成28年)に徳島県より2つ目の恐竜の化石(竜脚類ティタノサウルス形類の歯)が発見されました。県内2つ目の恐竜化石の発見を機に、徳島県立博物館が中心とする研究チームが調査を実施した結果、2018年(平成30年)春に、恐竜化石を含む地層(ボーン・ベッド)を発見しました。同年冬に手作業による緊急発掘調査では、肉食恐竜の仲間(獣脚類)のすねの骨や竜脚類の歯の化石をはじめ、多数の脊椎動物化石が発見されました。中四国地域で多数の恐竜化石が発見されているのは、徳島県のみであり、国内最古級の恐竜化石ということで学術面でも注目を集めています。
 徳島県から、さらなる恐竜化石の発見を目指し、徳島県立博物館は、継続して現場の調査を続けています。

お知らせ

■2024年3月15日:令和5年度の発掘調査で新たに発見された恐竜化石3点について

 徳島県立博物館では、令和5年10月~12月に福井県立恐竜博物館や福井県立大学恐竜学研究所、県内の化石愛好家、阿波勝浦井戸端塾などの協力を得て、徳島県勝浦町の恐竜化石含有層(ボーンベッド)の発掘調査を実施した結果、316点の脊椎動物化石を発見し、うち3点は、恐竜化石であることが判明しました。 →詳細内容

■2023年9月19日:徳島県勝浦町から発見された世界最古のアドクス属(スッポンの仲間)化石について

 徳島県立博物館が、福井県立恐竜博物館や福井県立大学恐竜学研究所などと共同で行っている勝浦町の恐竜化石含有層発掘調査で、発見されていたカメ類化石がアドクス属(スッポンの仲間)であることが判明しました。この発見については、令和5年9月17日(日)から同年9月19日(火)まで京都大学で開催された日本地質学会第130年学術大会にて、福井県立恐竜博物館との共同による発表を行いました。 →詳細内容

■2023年3月14日:令和4年度の発掘調査で新たに発見された恐竜化石3点について

 徳島県立博物館では、令和4年10月~12月に福井県立恐竜博物館や福井県立大学恐竜学研究所、県内の化石愛好家、阿波勝浦井戸端塾などの協力を得て、徳島県勝浦町の恐竜化石含有層(ボーンベッド)の発掘調査を実施した結果、243点の脊椎動物化石を発見し、うち3点は、恐竜化石であることが判明しました。 →詳細内容

■2023年3月14日:新たに発見されたカメ類の骨格化石について

 徳島県立博物館が、勝浦町において福井県立恐竜博物館や福井県立大学恐竜学研究所、県内の化石愛好家、阿波勝浦井戸端塾などと共同に行った恐竜化石含有層の発掘調査で、カメ類の骨格化石が新たに発見されました。 この発見については、令和5年2月3日(金)から同年2月5日(日)まで九州大学で開催された日本古生物学会第172回例会にて、福井県立恐竜博物館と共同で発表を行いました。 →詳細内容

■2022年8月5日:化石発掘体験イベント等において発見された新たな恐竜の歯化石について

 徳島県勝浦町の恐竜化石含有層(ボーン・ベッド)から採集した岩石を用いた化石発掘体験イベント等において、恐竜の可能性がある化石2点が発見され、その後の調査により、ともに恐竜の歯化石であることが判明しました。 →詳細内容

■2022年7月2日:徳島県勝浦町から発見された日本最古級のイグアノドン類の尾椎と歯化石について

 徳島県勝浦町において徳島県立博物館が中心になって行った令和3年度の恐竜化石含有層の発掘調査において、日本最古級のイグアノドン類の尾椎と歯の化石を発見しました。このことについて、7月2日の日本古生物学会2022年年会において発表を行いました。→詳細内容

■2022年3月14日:徳島県8点目の竜脚類恐竜の歯化石の発見について

 徳島県勝浦町で徳島県立博物館が実施している発掘調査の現場とは異なる場所から、令和4年1月4日に県内の化石愛好家(小林亮介さん・小林敬治さん親子)が、恐竜の歯の可能性のある化石を発見しました。 →詳細内容

■令和2年度発掘調査で発見された「獣脚類の骨と恐竜の骨質化した腱化石」について

 昨年秋~冬、徳島県立博物館は、福井県立恐竜博物館、福井県立大学恐竜学研究所、阿波勝浦井戸端塾、県内の化石愛好家等の協力を得て実施した徳島県勝浦町の発掘調査において、2点の恐竜化石を発見しました。 →詳細内容

■徳島の恐竜化石シンポジウムのTV放送について

令和2年3月29日に行われた徳島の恐竜化石シンポジウム「徳島の恐竜化石をもっと発掘!さらに発信!-恐竜化石最前線-」が、以下の予定でTV放送されます。ぜひご覧ください。

  • 放送チャンネル
    121ch(ケーブル12) ※徳島県内のCATVで放送されます。
  • 放送日時
    2020年8月11日(火)11:00~、20:00~
    2020年8月18日(火)11:00~、20:00~

2020年5月7日:プレスリリース 新たに発見された「竜脚類恐竜の歯と恐竜の骨質化した腱化石」について

 令和元年10月下旬から12月下旬まで、福井県立恐竜博物館や県内化石愛好家などの協力のもとすすめた勝浦町恐竜化石含有層本格発掘調査で採集した化石のクリーニングしたところ、新たに2点が恐竜化石と判明しました。 →詳細内容

2020年4月23日:3月29日(日)に開催された徳島の恐竜化石シンポジウム「恐竜化石最前線 徳島の恐竜化石をもっと発掘!さらに発信!」の動画がYouTubeにアップされました。

※チラシ画像をクリックすると、チラシPDFが表示されます。
→動画(YouTube)へ

2020年2月10日:プレスリリース 徳島県勝浦町で発見された日本最古のスッポンモドキ科カメ類化石について

 徳島県立博物館が、福井県立恐竜博物館や県内化石愛好家などの協力のもとすすめている徳島県勝浦町の恐竜化石含有層の発掘調査で、日本最古のスッポンモドキ科カメ類化石を発見しました。この発見について東京大学で開催された日本古生物学会第169回例(2020年2月7日~9日)で発表を行いました。  →詳細内容

2019年12月20日:プレスリリース 徳島県勝浦町の恐竜化石含有層本格発掘調査での「肉食恐竜(獣脚類)の完全な歯化石」の発見について

 令和元年10月下旬から12月下旬まで、福井県立恐竜博物館や県内化石愛好家などの協力のもとすすめている勝浦町恐竜化石含有層本格発掘調査で、中四国初となる肉食恐竜(獣脚類)の完全な歯化石を発見しました。 →詳細内容

クラウドファンディング「国内最古級 恐竜化石本格発掘調査プロジェクト」の目標を達成しました!

 2019年の実施のクラウドファンディング「国内最古級 恐竜化石本格発掘調査プロジェクト」で、多数の方からご支援をいただくことができました。ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
 ・チラシ画像クリックで、PDFファイルをご覧いただけます。
 ・クラウドファンディングについてはこちらをご覧ください。



2019年3月11日:プレスリリース 第2回勝浦町恐竜発掘活性化協議会(2019年3月11日)での報告

平成30年11月末~12月中旬に実施した国内最古級恐竜化石含有層の緊急発掘調査結果の概要報告を行いました。

2018年8月9日:プレスリリース 徳島県勝浦町における「国内最古級の恐竜化石含有層(ボーン・ベッド)」と「新たな恐竜化石等」の発見について

 これまで徳島県勝浦町行ってきた現地調査の結果、恐竜化石含有層(いわゆる「ボーン・ベッド」)および新たな恐竜化石等を発見しました。


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