徳島市沖洲のウラギク
第十堰で有名な吉野川の河口の南側にあたる徳島市の沖洲(おきのす)は今ではビルや住宅地が建って都市化が進んでいますが,昔はアシなどが茂る干潟でした.過去には県内ではここでしか見つかっていないサワゼリ(ヌマゼリ)も記録されています.
ウラギクは本来塩沼湿地と呼ばれる河口の干潟に生育する植物で,環境省や徳島県のレッドデータブックに掲載されている絶滅危惧種ですが,現在では吉野川には見られます.
沖洲の吉野川の堤防の内側にあるネギ畑のそばの用水路に群落を作っているウラギクを見つけました.
ウラギク
ネギ畑の横の用水路のウラギクの群落
環境省のレッドデータブックではウラギクは絶滅危惧II類となっていて,100年後の絶滅確率は約80%にもなっています.分布はこんなかんじ.
徳島県の絶滅危惧植物
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