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レッドデータブックを作成してはっきりしたことは,最初から分布が限られていたものも少なくなっていますが,昔は普通にあったものが減っているということです.たとえば,秋の七草のうちフジバカマ,キキョウ,オミナエシの3種が絶滅危惧種となっています.また,稲作に関連して生育していた植物も減っています. 徳島県では維管束植物についてはある程度の情報が集まっていますが,それ以外のコケや藻類については研究者がいないなどのためほとんど情報が集まっておらず,県版のレッドデータブックも作成されていませんので,今後の課題となっています. ここでは,徳島県のものを中心に県外のものも含めて,おもな絶滅危惧植物を紹介します.なお,ラン科などのように採集による絶滅の危険性が高いものについてはあえて紹介していな場合もありますので,その点をご了承ください. 徳島県の絶滅危惧種の実情その他,アサザやアゼオトギリなど高解像度画像で紹介してます. 野生生物を絶滅から救う営み
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フジバカマ(環境省:絶滅危惧II類,徳島県:絶滅危惧I類) オミナエシ(徳島県:絶滅危惧I類)
キキョウ(環境省:絶滅危惧II類,徳島県:絶滅危惧II類) |
参考文献 参考リンク
[小川誠のページ] |
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