文化の森開園5周年記意事業「戦後50年をみつめて」【企画展「戦争から豊かな未来ヘ」】
1995 (平成7)年は、終戦から数えてちょうど50年目にあたる節目(ふしめ)の年です。日本は1931(昭和6)年に始まる満州事変以降、日中戦争、太平洋戦争への道を歩んでいきました。
アメリカ軍投下ビラ
足かけ15年間にわたる戦争によって、数多くの日本兵が戦死し、国内ではアメリ力軍の空襲(くうしゅう)や原爆(げんばく)投下などによって多くの尊(とおと)い生命が失われました。一方日本は、この戦争で中国などのアジアの国々をはじめ、日本の植民地だった朝鮮半島の人びとなどに苦しみをあたえ大きな犠牲(ぎせい)を払わせました。
戦後50年を経た現在、わが国では戦争を知らない世代が増加し、戦争体験の風化が進んでいます。
この企画展は、再び戦争の過ちを繰り返さないために、15年戦争の加害と被害の実態をみつめ、過去の歴史の教訓(きょうくん)から、永遠の平和をもとめようとするものです。
なお、この企画展は、文化の森5館(図書館・博物館・近代美術館・文書館・21世紀館)の共催事業「戦後50年をみつめて」の一環として開催します。
会期
平成7年10月17日(火)~11月19日(日)月曜休館
会場
徳島県立博物館 企画展示室
観覧料
無料
おもな展示資料
七三一部隊関係資料
太平津戦争開戦詔書(しょうしょ)原本
徳島大空襲関係資料
原爆被災資料
太平洋戦争終戦詔書原本
昭和天皇玉音盤(ぎょくおんばん)
「空襲警報発令中」表示板〈当館蔵〉
記念講演会 アメリカ軍資料からみた原爆投下
原爆ドーム:広島平和記念公園
講師
三浦秀夫氏(春日井の戦争を記録する会代表)
日時
平成7年11月5日(日)13:30~15:00
会場
21世紀館イベントホール
入場無料 どなたでも参加できます。