徳島の生んだ先覚者 鳥居龍蔵の見たアジア【企画展】
鳥居龍蔵博士は、徳島の生んだ偉大な人類学者、民族学者そして考古学者です。鳥居博士は、日本はもとよりひろく海外にも目を向け、1895年(明治28)の遼東半島の調査をはじめとして、ほぼ東アジア全域におよぶ広い地域で多くの業績を残しました。
博士は野外調査にはじめて力メラを持ち込んだ人でもあります。博士が残した多くの写真の中には、当時の人々のくらしがいきいきと映し出されています。
今回の企画展では、博士の没後40周年を記念して、鳥居博士自身が撮影した記録写真や収集品を展示し、鳥居龍蔵の業績やその人となりを紹介します。
おもな展示資料
力ンジキ(千島列島シコタン島〉
・鳥居龍蔵撮影の記録写真(約130点)
・鳥居龍蔵収集の民族資料(約250点)
・鳥居龍蔵収集の考古資料(約270点)ほか
博山鑢〔旅順出土)
会期
平成5年10月12日(火)→11月21日(日)(月曜日休館、10月25日は開館)
会場
博物館企画展示室、21世紀館多目的活動室
観覧料
大人400円(320円)、高校・大学生200円(160円)、小・中学生100円(80円)、(カッコ内は20名以上の団体)
企画展解説
「鳥居龍蔵の足跡」
天羽利夫(徳島県立博物館副館長)
日時
平成5年10月17日(日) 14:00~15:30
会場
博物館3階 講座室
入場無料(当日先着50名まで)
ヤミ族の鎧(台湾紅頭嶼)
記念講演会
「鳥居龍蔵と台湾」
宋文薫氏(国立台湾大学教授)
日時
平成5年11月3日(祝) 13:30~15:00
会場
21世紀イベントホール
入場無料(どなたでも参加できます)
正装したブヌン族たち(台湾)
鳥居が収集した日用品(臼、杵、寵、漁具など)(台湾)