あとがき

7月から9月までの行事は全部で16回行われました。参加者は合計493人でした。そのうちの二つを紹介します。

7月18日(日)に室内実習「文化財をのぞいてみよう」が行われました。この実習は、文化財の持つかくれた情報を科学的に調査する方法を紹介するものです。実習ではX線透過撮影装置で資料の撮影を行なったり、蛍光X線分析の実演を見学しました。さらに赤外線TV力メラを使って棟札の観察をしたり、現像されたX線フィルムの観察を行ないました。参加者の一人は「文化財が身近に感じられ、科学の目を使えばよくわかることが理解できた。」と感想を述べてくれました。

現像されたX線フィルムの観察

8月8日(日)には、「草や木の名前の調べ方」が行われました。植物の特徴をもとにしてその名前を調べる検索法を学びました。はじめに検索するのに必要な植物の体の特徴や呼び名の説明を聞いて名前を調べました。材料は、つる植物のアケビ、へクソ力ズラ、ノブトウ、ヒルガオ、クズなどでしたが、参加者は、植物の特徴をていねいに見て、検索を進めていました。「植物の名前の調べ方がよくわかり、植物に興味がでてきた」との声が聞かれました。

草や木の名前の調べ方

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