普及行事参加者の声

Nさん(堀江北小学校4年生)

私が初めて博物館の行事に参加したのは「ミクロの世界」でした。ふつうのけんび鏡とちがって、拡大した物がテレビの画面に出るので、みんなが一度に見えます。でも、色が白黒なので、本当の色は見えません。倍りつを下げると形は分かるのに、倍りつを上げていくと何なのか分からなくなります。とっても不思議です。あんなに小さいノミも、目や耳がちゃんと分かります。でも、目はあるだけで、役にたたないそうです。今度見てみたい物は、目に見えないもの(手についているばいきんなど)です。
他に参加しておもしろかったのは、「植物たちの秋」です。林の中の植物や、こん虫をかんさつしました。ドングリを拾って、これが何の木、あれがこの木と、調べました。いろんな形があったけど、一番おもしろかったドングリは、クヌギでした。それは、さかさまにすると女の子がかみの毛をカールしたみたいに見えたからです。クヌギとシイの実をくらべてみると、6倍ぐらいもちがいました。ドングリや、草の実はたくさんあったけど、虫があまりいなくて、ミツバチしか見られなかったので、残念でした。
私は、これからも、できるだけ博物館の行事に参加したいです。

Oさん(徳島大学4年生)

博物館の普及行事として、いろいろな催し物が行われています。私が参加した「土器づくり」もその中の一つで、大変人気のある催し物です。小学生が一番多かったのですが、中学生や大学生、おじさん、おばさん等、幅広い年代の人々が参加していました。
土器製作の手順や説明を聞きながら、前の机の上に置いてある土器や写真の土器を参考にし、思い思いの形の土器を作っていきました。できあがった作品の中には、古代の人々が製作したような、均整のとれた見事なできぱえの土器もありました。
私は大学で考古学を勉強しているので、土器に触れる機会が人よりは多くあります。しかし、実際に自分の手で作ることによって、見るだ、けではわからなかったことが多くあるのに気付きました。
焼成が、雨天のため出来なくて残念でしたが、こうした“自分の手で作る”といった催し物が増えたら良いのに、と思います。

Yさん(徳島市大原町)

私は、「文化の森」博物館ができて以来、子供達と一緒に様々な行事に参加して楽しませてもらっています。行事に参加して、「こんなこともあるんだ」と、命の仕組や自然の不思議さに驚き、そして人間の知恵や数々の工夫を教えてもらって、いつも得したような気分になります。ただ残念なことに、年のせいばかりではないでしょうが、すぐに忘れてしまうこともあるのですが。でもだからこそ、いつも新鮮な気持ちで聞けるんだと自分をごまかし、土器やレプリカ作りのような体験学習では「お母さん、形が変だよ」という声にもめげず、参加当選ハガキをワフワクしながら待っています。現在の展示室と違って、昔の博物館のあの力ビ臭いような独特の匂いに包まれて、何があるのかなとドキドキしながら見て回った、若かりし頃の気持ちと同じです。準備される方は大変でしょうが、知る喜びを教えてくれる普及行事、これからも期待しています。

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