描かれた弥生人のくらし【企画展】
弥生時代は米づくりがはじまった時代です。最近、全国各地で木製農具や水田跡などが多く発見され、弥生時代の水稲農耕のようすがしだいに明らかになってきました。一方、弥生時代の人びとは、農耕ばかりではなく、縄文時代以来の狩猟・漁撈・採集などにも大きく依存していたこともわかってきました。
鴨部川田遺跡出土土偶
今回の企画展では、銅鐸や土器に描かれた米づくりや狩りのようすなどの絵画から、弥生人のくらしぶりを追究し、また、弥生人が使っていた農具や漁具などをとおして、当時の人びとの生活や交流のようすを復元します。また、描かれたくらし、描かれなかったくらしを比較しながら弥生人のくらしぶりを浮かび上がらせ紹介しようと思います。
●おもな展示内容
桜ケ丘1・5号銅鐸〔国宝〕
桜ヶ丘5号銅鐸〔国宝〕
気比銅鐸〔重要文化財〕
兎田八幡宮絵画銅剣
唐古・鍵遺跡出土絵画土器
西川津遺跡出土品
菜畑遺跡出土品
鴨部川田遺跡出土品
朝日遺跡出土骨角器類
鬼虎川遺跡出土木製農具類
庄遺跡出土木製農具類
唐古・鍵遺跡出土絵画土器
会期
平成6年10月7日(金)~11月13日(日)(月曜日は休館)
会場
徳島県立博物館企画展示室
観覧料
大人 400円(320円)、高校大学生 200円(160円)、小・中学生 100円(80円)
( )内は20名以上の団体料金
記念講演会
稲作の伝来と瀬戸内の初期農耕文化
講師
下條信行氏(愛媛大学教授)
日時
平成6年10月9日(日) 13:30~15:00
会場
21世紀館イベントホール
入場無料、どなたでも参加できます