あとがき

7月から9月までの行事は全部で15回行われました。参加者は合計581人でした。


7月9日と8月13日には、土曜講座「祖谷ーその自然とくらし」1・2が行われました。この講座は、企画展「祖谷」に向けて行ってきた調査の成果などを中心に、2回に分けて話をしたものです1回目は、山の姿やそこに生育する植物をスライドで見ました。また、三嶺から天狗塚につながるササ草原の成り立ちについても考えてみました。2回目は、祖谷で自然を巧みに利用してきたくらし、焼畑耕作などの畑作文化について学びました。


7月17日には、体験学習「火おこし」が行われました。この行事は大変な人気で130名を越す応募がありましたが、抽選の結果41人が参加しました。炎天下の中、3人1組で「まいきり式」の方法により汗だくになって挑戦しました。その結果約半数の20名ほどが発火に成功し歓声をあげていました。現在では誰もが簡単にできる「火おこし」ですが、古代人の苦労が身にしみて感じられたようです。

火おこしの様子

火おこしの様子


8月7日には、「貝の標本の作り方」が行われました。生きている貝の場合には、肉をぬいてつくりますが、巻貝の肉ぬきを実習しました。これは、意外と難しく途中でちぎれてしまい悪戦苦闘といった感じでした。また、ラベルの正しい書き方、貝の体のつくりについても学びました。参加者は家族連れが多く、親と子のふれあいの絶好の機会となったようです。

貝の標本づくり

貝の標本づくり

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