とくしまのチョウ【133号 自然史コレクション】
動物担当:外村俊輔
キアゲハ
民家の近くでよく見られる黄色いアゲハチョウの一種。幼虫は畑のパセリやニンジンなどの葉を食べる。
皆さんは、チョウをじっくりと観察したことはありますか?実は、徳島県にはさまざまなチョウの仲間がいます。私たちの家の周りにたくさんいるチョウから、深い山奥にひっそりと生きているチョウまで、地味な茶色から、派手なメタリックグリーンまでと、形態や生態がとても多様です。
チョウはその美しさゆえに人気が高く、多くの愛好家により長年にわたって調査・採集が行われてきました。採集された標本は博物館にも寄贈され、当時の環境を知るための貴重な証拠として保管されています。今回はその一部を展示し、チョウの多様な姿や生態について紹介します。
会期
令和6年1月10日(水)~4月7日(日)
休館日
月曜日 ただし2月12日(月)は開館、翌13日休館
開館時間
9:30 ~ 17:00
会場
博物館2階 常設展示室内 自然史コレクション
観覧料
常設展観覧料(一般400円、高校・大学生200円、小・中学生100円)
※祝日・振替休日は観覧料無料
※各種減免あり
ウラゴマダラシジミ
初夏になると山地などに現れるシジミチョウ。イボタノキの近くで飛んでいることが多い。
クロコノマチョウ
平地の林で見られるタテハチョウ。地面にひっそりと止まっており、近くを歩くと突然飛び出してくる。
アイノミドリシジミ
梅雨の時期に山地に現れるメタリックグリーンに輝くシジミチョウ。午前中にミズナラなどの梢を飛び交う。