展示のみどころ
博物館の常設展は, 総合展示, 部門展示およびラプラタ記念ホールの展示から構成されています。
総合展示(テーマ:「徳島の自然と歴史」)
1 日本列島と四国のおいたち
日本到島と四国の生いたちを,四国の岩石や当時の生物の化石をもとに紹介します。恐竜チラノサウルスの全身骨格,実物の恐竜の骨に触ってみるコーナーなどがあります。
2 狩人たちの足跡
ナウマンゾウをはじめ,氷河時代に大陸から渡ってきた生物を紹介するとともに, 徳島にすみついたヒトの生活ぶりを出土品をもとにさぐります。
約6000年前の照葉樹林を復元しだジオラマをくぐりぬけ, 次のコーナーへ進みます。
3 ムラからク二へ
米づくりが定着する弥生~古墳時代の徳島を,出土数を誇る銅鐸と,当時の特産品であった辰砂を中心に,遺跡の出土品で紹介します。銅鐸はど んな音がするのか,実際に鳴らしてみましよう 。
4 古代・中世の阿波
県内各地の寺院跡の出土品,古代阿波のことを記した平城宮木簡や,板碑からわかる信仰などを手がかりに,当時の阿波の様子をさぐります。
5 藩政のもとで
実物大の徳島城鷲の門の模型をくぐると,近世の展示コーナーです。ここで,は蜂須賀家関係資料や山村に伝わる資料をもとに,藩のしくみや民衆の生活を紹介します。また,阿波藍の生産用具や人形頭の名作についても詳しくとりあげます。
6 近代の徳島
徳島大空襲と阿波踊りの変遷をとりあげ,関係する資料を展示します。
7 徳島の自然とくらし
山地,吉野川周辺の平地および県南の酒にみられる生物と,それぞれの中で生きてきた木地師やあまなどの暮らしを紹介します。剣山のブナ林と県南の海底のジオラマの前では, 生きた生物がいるのではないかと驚くことでしょう。
部門展示
人文…百代の土器から近世の藩窯・民窯に至るいろいろな焼き物,徳島藩御用絵師の作品,工芸品などを展示します。随時テーマを変えて展示替えします。
自然…外国の資料も舎め,岩石,鉱物,いろいろな動物,昆虫などの分類学的展示をします。
ラプラタ記念ホール
アルゼンチン共和国のラプラタ大学附属自科然学博物館から寄贈された,南アメリ力特有の古生物資料を展示します。オオナマケモノのなかまや巨大アルマジロが,目をひくことでしょう。