令和5年度特別陳列「立体画像でみる地形と博物館資料」【特別陳列】
地学担当:中尾賢一
人間の両眼に映る画像には視差(角度の違いによる見え方の違い)があり、それを脳が立体感として解釈しています。立体画像は、この原理をもとにして開発されており、地学などの学術方面での調査・研究・教育活動に利用され、立体(3D)映画などの娯楽にも使われます。もちろん、博物館資料を立体的に観察するのにも使えます。
この展示では、おもにアナグリフ画像という、赤青メガネを使う立体画像を中心に、大型の脊椎動物化石などの博物館資料や、海岸地形、断層変
位地形などの地形を観察します。また、アナグリフ画像以外の立体画像についても簡単に解説します。
赤青メガネ、片目に赤色、片目に青色のセロファンが貼られています。
会期
令和5年10月14日(土)から11月26日(日)まで
休館日
毎週月曜日
開館時間
9時30分から17時まで
会場
博物館1階企画展示室
観覧料
無料
展示構成
(1)約50年前の海部郡と室戸の海岸
(2)活断層がつくる地形
(3)立体画像でみる博物館資料
(4)立体画像のしくみ
ミヤコボラ 殻高4.4cmの巻貝化石です。このサイズの標本でも、アナグリフ画像を作成することができます。
大型哺乳類メガテリウムの骨格標本
旧常設展示室のメガテリウムです。現在の常設展では、この方向からメガテリウムを見ることはできません。
漁港のながめ
阿部は美波町北部の地区です。
漁港の背景に、陸繋島である鹿ノ首岬が見えています。
展示解説
日時
①10月14日(土)
②10月29日(日)
③11月11日(土)
④11月26日(日)
いずれも13:30~14:30
会場
企画展示室