調査研究

Investigation

 

徳島県における湿地性クモ相の解明

クモは世界におよそ5万種, 日本国内だけで1700種以上も知られています. それでは, 徳島県内にはいったい何種類のクモが生息しているのでしょうか?

2023年11月の時点で, 徳島県からは45科442種のクモが記録されています.これまでの調査の多くは森林や山地の渓流,洞窟で実施されたものであり,特に洞窟のクモ相については詳細な調査報告があります.一方,河口や河川敷,氾濫原湿地などの開放的な水辺環境における調査は不足しているのが現状です.

そこでわたしは, 徳島県のクモ相の全容を解明するために, 従来あまり調べられてこなかった水辺環境のクモ相を中心に調査を行っています.

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関連研究:

鈴木佑弥 2024.徳島県立博物館研究報告, 34: 25-40.

 

板東治男氏クモ類コレクションの構築

阿波市在住のクモ研究家,板東治男氏の採集したクモ類を整理し,コレクションの構築を目指しています.

関連研究:

鈴木・板東 2024.徳島県立博物館研究報告, 34: 89-92.

 

徳島県の無脊椎動物相の調査

節足動物や軟体動物をはじめとする無脊椎動物の生息状況の調査等を行っています.