海はむすぶ-人とモノの交流史-【企画展】
阿波は瀬戸内海と太平洋に面しており、古くから、少なからず海の恵みを受けてくらしが成り立ってきた地域です。阿波に接する海は変通路でもあり、日本列島内外との接点となっていました。海を通じてさまざまな人や物資が行き交っていたのです。
このたび、待望の本州・四国連絡橋神戸-鳴門ルートの全通にともない、徳島と近畿圏はじめ各方面との海を越えた交流が活発になることが予想されます。
大きな変化の時代を迎えた今、改めて海を通じた人や物資の交流の様相を探り、歴史のなかでの<海>の役割を考えなおしてみたいと思います。
大里八幡神社関船
主な展示資料
長原高廻り2号墳出土壇輪(重要文化財 文化庁
北野天神縁起(重要文化財) 津田天満神社
海上信仰資料(一部は重要有形民俗文化財) 瀬戸内海歴史民俗資料館
阿波志(徳島県指定文化財) 後藤雅章氏
全国名勝絵巻(徳島県指定文化財) 楠育治氏
宍喰町大山神社旧蔵朝鮮鐘 東京国立博物館
海東諸国記 東京大学史料編纂所
瀬戸内・海西海航路図屏風 大阪城天守閣
西海航路図屏風 堺市博物館
守住貫魚筆鳴門真景図 徳島市立徳島城博物館
紀淡海峡採集中国産陶画器 淡嶋神社
水の子岩海底遺跡出土遺物 岡山県立博物館
大里八幡神社関船 海部町東町町内会
会期
1998年4月21日(火)~5月24日(日)※休館日 4.27 (月)、5.6(水)、5.11・18 (月)
会場
当館企画展示室・21世紀館多目的活動室
観覧料
一般 200円/高校・大学生 100円/小・中学生 50円(20名以上の団体は2割引)
関連行事
講演会
日時
5月10日(日) 13:30~15:00
会場
21世紀館イベントホール(入場無料)
テーマ
歴史における海と交流
講師
網野善彦氏(前神奈川大学特任教授)
展示解説
日時
5月17日(日)14:00~15:00
会場
企画展会場(観覧料必要)
講師
当館学芸員