あとがき

平成7年度の普及行事は、7年4月から8年2月までに57回行われ3872人の参加者がありました。普及行事には、室内実習、野外自然かんさつなど、全部で7つのシリーズがありますが、そのうち講座では毎月第2土曜日の土曜講座と、第4土曜日のミュージアムトークがあります。7年度のミュージアムトークでは、「魏志倭人伝を読む一考古学からのアプローチー」が5回のシリーズで行われました。5回連続受講の条件にもかかわらず、定員50人のところ63人の応募があり、多少窮屈にはなりましたが全員受講してもらいました。最終の5回目は「邪馬台国談義」と題して行われました。

12月17日(日)には、室内実習「落ち葉の中のいきものたち」が行われました。当日の1週間ほど前に落ち葉の下の土の採集に行ったのですが、今年は異常渇水のため土が乾いていました。はたして、動物がいるのか心配でしたが、場所をいろいろ変え多めに採集したので、当日はたくさんの動物を見ることができました。肉眼ではよくわからない動物でも顕微鏡で拡大してみるとたいへん迫力があり、驚きの声があがっていました。落ち葉の下にはこれだけの動物がいるのかと改めて知らされた感じでした。

室内実習「落ち葉の中のいきものたち」の様子

室内実習「落ち葉の中のいきものたち」の様子

1月21日(日)には、歴史散歩「徳島城めぐり」が行われました。37人が鷲の門前に集まり、鷲の門、石垣の積み方の説明を聞いた後、徳島城復元模型や「正保城絵図」などを参考にしながら、当時の建造物の配置や形、使用目的などの説明を聞きました。参加者は、普通本丸におく天守閣が東二の丸におかれていたことや、城の広さが四国の中では、大きな規模(東西約500m、南北約200m)であったことなどに驚かされた様子でした。

歴史散歩「徳島城めぐり」の様子

歴史散歩「徳島城めぐり」の様子

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