伊能忠敬が描いた日本【企画展】
最初の実測日本地図を作った人物として、伊能忠敬(いのうただたか)の名を知る人は多いでしょう。忠敬は50歳で測量学を学び、その後、測量隊を率いて北海道から九州までの沿岸を歩いて測量しました。文化5年(1808)には、淡路や四国にもやって来ています。
この企画展では、徳島大学附属図書館が所蔵する伊能図にスポットを当てるとともに、阿波における忠敬の足跡、忠敬と同時代の阿波の測量師の技術や地図、さらには、地図の歴史を大まかにご紹介します。あわせて、徳島大学附属図書館が製作した古地図のデジタル画像データを公開します。伊能図を中心に、地図の歴史の世界を垣間(かいま)見ていただければ幸いです。
主催
徳島県立博物館
特別協力
徳島大学附属図書館
後援
徳島地理学会
構成と主な展示資料
沿海地図(徳島大学附属図書館)
大日本沿海図稿(徳島大学附属図書館)
豊前国沿海地図(徳島大学附属図書館)
測量日記(重要文化財)(佐原市教育委員会[伊能忠敬記念館])
南阿測地法(個人)
阿淡御両国絵図面(徳島県立図書館)
小方儀(しょうほうぎ)ほか近世の測量道具(個人)
行基菩薩(ぎょうきぼさつ)説大日本国図(尼崎市教育委員会歴史博物館準備室)
日本海山潮陸図(高知県指定文化財)(安芸市立歴史民俗資料館)
測量道異(建設省国土地理院四国地方測量部)
会期
9月10日(金)~ 10月11日(月)(最終日以外の月曜日休館)
会場
企画展示室
観覧料
一般200円、高校・大学生100円、小・中学生50円(20名以上の団体は2割引
関連行事
(1) 講演会(入場無料)
日時
9月19日(日)13:30~15:00
会場
文化の森イベントホール
テーマ
江戸幕府の絵図作成と伊能図
講師
川村博忠氏(東亜大学教授)
(2)展示解説(観覧料必要)
日時
9月15日(水)14:00~15:00
10月3日(日)14:00~15:00
講師
平井松午氏(徳島大学教授)