考古分野の展示概要
特別展示(開催中)
現在開催中の考古分野の特別展示はありません。
常設展
3. 先史・古代の徳島
旧石器時代(約2万年~1万6千年前)
徳島県に人びとがやってきた約2万年前から、縄文時代がはじまる約1万5千年前の遺物を展示しています。
様々な石器をみられるほか、石器に使われた石材を実際に触れることもできます。
縄文時代(約1万6千年~約2800年前)
煮炊きなどをするための土器がつくられ始めた約1万6千年前から、稲作が伝わり、弥生時代が始まる約2800年前までの遺物の展示をしています。
縄文土器や石器はもちろん、縄文時代の人びとが食べた動物や魚の骨、貝類もみることができます。
弥生時代(約2800年~約1750年前)
日本列島に稲作が伝わった約2800年前から、古墳時代がはじまる約1750年前までの弥生時代の遺跡より出土した遺物を展示しています。
弥生土器や石器、青銅器、鉄器、木製品などを展示しており、復元した弥生時代の斧や鍬には触ることができます。
青銅器は徳島県各地から出土した銅鐸や銅剣、銅鏡を多数展示しています。中でも朱塗りの銅鐸:伝長者ヶ原1号銅鐸は必見です。
また、日本で唯一確認されている、朱の原料である辰砂を採掘した遺跡である、若杉山辰砂採掘遺跡より出土した石器や土器、貝類などを展示しており、日本列島各地の辰砂鉱石もみることができます。
古墳時代(3世紀中ごろ~7世紀)
日本列島に古墳がつくられはじめた3世紀中ごろから、飛鳥時代に入る7世紀までの古墳や集落などからみつかった遺物を展示しています。
古墳の副葬品である勾玉・管玉などといった装飾品や、刀・斧・鍬などの鉄器、鏡や須恵器、墳丘上に配置された埴輪などに加え、当時の人びとが暮らしの中で使っていた土師器や須恵器も展示しています。
古代(7世紀~11世紀前半)
現在の徳島県にあたる阿波国が誕生した頃から、武士が台頭してくるまでの11世紀前半までの遺物を展示しています。
文字資料が多くみられるようになる時代であり、当時の公文書や荷札、勉強などに使われた木簡を中心にみることができます。
また、仏教が伝来した時代でもあり、当時の寺院に葺かれていた軒丸瓦・軒平瓦・鬼瓦も展示しています。
4. 中世の徳島
中世(11世紀後半~16世紀後半)
武士が台頭してきた11世紀後半から、江戸時代に入る前の16世紀後半までの遺物を展示しています。
中世の信仰を示す経塚から出土した常滑焼や経筒をみることができます。
また、中世の遺跡から出土した、当時の人びとが使っていたであろう土器や陶磁器、硯なども展示しています。
ミュージアムストリート
引き出し展示(化もの絵巻横)
阿南市北の脇海岸でみつかった約2600枚の銅銭のうちの一部を引き出し展示の最下段に展示しています。壊さないようにゆっくりと開けて覗いてみてください。
上の段には近世や近代のお金も展示しています。
特別展(過去(2024年度~))
歴史・文化コレクション
「鳴門・板野の遺跡探訪」 期間:2025年1月21日(火)~2025年4月20日(日)