海南町大里八幡神社の秋祭り(1997年10月19日撮影)【表紙】
民俗担当 庄武憲子
収穫の秋を迎えると各地で盛大な秋祭りが行われます。神社には幟(のぼり)が立ち、神輿(みこし)の行列に屋台、ダンジリが加わって威勢よく皆が盛り上がります。
海南町大里八幡神社の秋祭りは、海部川沿いの21か村の祭りとされます。関船(せきね)と呼ばれる船型のダンジリ(参勤交代の折の御座船を模しています) 2台に、鉦(かね)や太鼓を鳴らす子ども達を乗せたダンジリ4台が出る、にぎやかなお祭リです。特に、八幡神社の前で合計7台のダンジリを疾走させる様は大変雄壮です。
この日、氏子の家々では、豪勢なご馳走を持参して、祭りを楽しみます