博物館ニューストップページ博物館ニュース035(1999年6月20日発行)部門展示(人文)のごあんない(035号部門展示)

「復元された青銅器たち」「描かれた職人たち~絵に見る中世~」【部門展示(人文)】

常設展のうちの部門展示室(人文)で、収蔵資料をもとに上記2テーマの展示を開催しています。ふるってご観覧ください。

会期

平成11年5月18日(火)~8月1日(日)

観覧料

通常の常設展観覧料
(一般200円/高校・大学生100円/小・中学生50円)※団体2割引

概要

復元された青銅器たち

最近は、銅鐸(どうたく)や三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)など青銅器(せいどうき)の出土が話題を集めています。しかしこれらの青銅器は、長い間土中に埋まっていたために、青緑色のサビに覆(おお)われるなどしています。本来の成分に近い材質で復元鋳造(ちゅうぞう)された青銅器を展示していますので、金色に輝く青銅器の本来のすがたを味わっていただきたいと思います。

おもな展示資料

復元青銅器 銅鐸
銅鐸復元 製作工程写真パネル
復元青銅器 銅矛(どうほこ)・銅剣(どうけん)・銅戈(どうか)
復元青銅器 三角縁神獣鏡


描かれた職人たちー絵に見る中世一

今日「職人」といえば、手工業に携わる人を指しますが、中世にはさらに商人、宗教者、芸能者、医師など、さまざまな職能(しょくのう)の人々を含んでいました。これら中世の職人たちを描いた資料に職人歌合(うたあわせ)絵巻があり、当時の社会的分業や民衆の世界の一端を知ることができます。
職人歌合絵巻をもとに、職人のすがたや中世の身分制について紹介し、あわせて近世の職人絵にも目を向け、中世・近世の社会の違いを考えてみます。

おもな展示資料

東北院職人歌合絵巻(複製)
鶴岡放生会(つるがようえおかほうじょうえ)職人歌合絵巻(模本)
三十二番職人歌合絵巻(模本)
七十一番職人歌合絵巻(模本)
今様職人尽歌合
一遍上人絵伝(複製)
蓋嚢紗(あいのうしょう)

カテゴリー

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