若杉山遺跡の出土石器が重要文化財に!【表紙】
令和5年度企画展「若杉山辰砂採掘遺跡からみる徳島の弥生時代」
徳島県若杉山辰砂採掘遺跡出土石器(当館蔵)。「朱」をつくるための石器で、辰砂鉱石を採掘したり、磨りつぶしたりするときに使われました。
文部科学省に設置されている文化審議会が令和4年におこなった文部科学大臣への答申により、当館が所蔵する若杉山遺跡(阿南市)出土の辰砂採掘用石器の一部が重要文化財に指定されることになりました。
令和5年度企画展「朱を求めて-若杉山辰砂採掘遺跡からみる徳島の弥生時代-」(会期:令和5年4月22日(土)~5月28日(日))では、重要文化財に指定される「徳島県若杉山辰砂採掘遺跡出土石器」を起点に、徳島の弥生時代について紹介します。(考古担当:植地岳彦)